澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

最新・ウズベキスタン旅行情報 2018.6

2018年07月01日 15時00分20秒 | 散歩

 JTBのLookツアーで6月26日から30日までの5日間、ウズベキスタンを旅行。参加者は私たち二人だけだったので、優秀な日本語ガイドとの丁々発止の会話の中で、多くの知見を得た。

 今年の2月にビザが不要になり、ウズベキスタン政府も日本人観光客の受け入れを積極的に進め始めた。そのため、イモトアヤコの「いってQ」(5月13日放送)をはじめとして、ウズベキスタンを紹介するTV番組が散見されるようになった。
 
 今回の旅行に際しては「地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2017-18」を携行した。だがしかし、その記述にはすでに古くなったしまったものや、誤記も見られたので、ここに気づいた点を列挙してみた。

1 入国時の書類~ウズベキスタン税関申告書について
 同書221ページに書かれている「ウズベキスタン税関申告書」は、不要だった。「入国カード」のような書類もなかったので、入国に際してはパスポートだけでOK。ただし、現金で2000米ドル以上所持している場合は、申告が必要。

2 滞在記録の保存
 ホテルに泊まると、滞在記録を記したカード(書類)をくれるので、出国時まで保存が必要。これは「地球の歩き方」にも詳しく書かれているが……。ただし、私たちの場合、このカードの提示は求められなかった。

3 米ドルが通じる?
 米ドルは外国人が訪れる観光地の土産物店でしか通用しない。バザール(市場)やスーパーマーケットでは、ウズベキスタンの通貨スムしか通用しないので要注意。米ドルを用意していても、両替所は数少ないので、いざというときに買い物ができなくなるかも。当然のことながら、日本円は全くお呼びではない。

4 駅・空港では厳重な警戒態勢?
 ウズベキスタンを紹介したあるTV番組では、タシケント→サマルカンド間を走る「新幹線」に乗るために5回もパスポートをチェックされ、駅構内や鉄道車両は撮影禁止だと紹介していた。実際に行ってみると、拍子抜け。パスポートの提示は求められるものの、一回のみ。さらに、駅構内や鉄道車両の撮影は自由だった

5 イスラムの規律と外国人への対応
 宗教的にはイスラム圏に属するウズベキスタン。バザールで外国人(つまり私たち二人)を見た子供たちが、右手を胸に当てて、挨拶をしてくれる。当初は何かを要求されているのかと思ったが、純朴な挨拶だと知った。奇異な視線やとげとげしい空気は全く感じられず、勝手に想像していた「イスラムの国」ではなかった。ガイド氏によると、ソ連時代の宗教政策(信教の自由はあるが、布教活動は制限)の影響で、イスラム信者であっても、ごく緩い戒律しかないと言う。つまり、日本人にとっては、特に身構えることもない、普通の国という印象。

6 交通事情
 タシケントには地下鉄があり、我々も乗車した。都市計画の行き届いた近代都市なのだが、道路の横断には十分な注意が必要。歩行者用信号が少ない大通りを平然とくぐり渡る”技術”は、旅行者にはまずムリ。

7 言葉、言語表記
 ウズベク語はキリル文字で表記するが、英語の並列表記は見られないので、ほとんどちんぷんかんぷん。英語を理解する人は、極めて少ないそうなので、通訳などのガイドが必要。

 この写真が、今回の旅行の白眉かも。↓ レギスタン広場(サマルカンド)の夕