澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

バカげた「吉本珍喜劇」

2019年07月22日 23時20分41秒 | マスメディア

 23日(火)午後2時、参院選挙の結果を受けた安倍首相の記者会見が始まった。NHKはこれを生中継したが、民放各キー局(日テレ、TBS、テレ朝、フジ)は同一時間に始まった「吉本興業社長記者会見」を大々的に生中継した。首相と社長の記者会見が同一時間とは、果たして偶然なのかと思った人もいるだろう。勘ぐれば、安倍首相の「選挙勝利記者会見」の印象を薄めるために、誰かがわざとぶつけたのではないかとも思える。

 岡本社長記者会見は、ちょっと見ただけで、うんざりした。社長の権限で決めたはずのことをあっさりと覆し、おまけに涙まで流す。まさに「前近代」、ブラック企業の典型としか言いようがない。

 マスメディの対応も疑問符ばかりだ。宮迫の「記者会見」を機に、マスメディアの論調は、宮迫擁護、吉本興業批判へと変わった。社長記者会見の場では、「パワハラ」ではないかという詰問が相次いだ。正邪、善悪の単純な二分法にはウンザリさせられる。

 SNSの書きこみでも、マスメディアのヌエ的な報道を指摘する人が多い。昨年、東京医大の「裏口入試」が発覚した当初、新聞各紙は大騒ぎしたものの、結局、開業医子弟の不正入試を告発することもなく、男女差別の問題にすり替えて、幕引きを図った。今度の吉本興業問題も、同じような結末をだどるのだろうか。 

 

 

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