文在寅・韓国大統領の発言には、やっぱりと思いつつも、驚愕させられた。「一度の合意で、過去の問題を終わらせることはできない」と言うのなら、おおよそこの世界のもめごと・紛争は、永遠に反復されることになり、決着、結論には至らない。こんなバカげたことを、一国の大統領、しかもソウル大学卒の弁護士でもある人物が言うのだから、この国の「反日」ナショナリズムの底知れぬ闇を見る思いだ。
情報弱者を対象とするTVワイドショーでは、この文発言の重大性、異常性について、ほとんど言及されることはない。その一方で、側近の「タマネギ男」の弁明記者会見を生中継しながら、そのスキャンダルの中味を仔細にあげつらう。「木を見て森を見ない」愚かな報道をいつまで続けるつもりなのか。
ケンカはよくない、お互いに譲歩して…とか言って、文在寅の”妄言”を認めてしまえば、日本は永遠に「戦犯国家」「性奴隷国家」として韓国に罵られ続けることになる。次世代の日本人のために、絶対に許してはいけない一線がここにあることを、マスメディアは正しく伝えるべきだろう。枝葉末節のキレイごとではなく、「日韓併合」の経緯、「従軍」慰安婦・「徴用工」問題のウソ、日韓請求権協定の真実など、本質的な問題を繰り返し伝えるべきだろう。曖昧なキレイごとで済まされる時代はとっくに去ったのだから。
文大統領「一度の合意で過去終わらせられず」 日本を強く批判
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「一度の合意で、過去の問題を終わらせることはできない」と発言し、日韓請求権協定などで問題は解決済みと主張する日本政府を強くけん制した。
文大統領は、29日に行われた閣議の冒頭で、「一度反省を言ったので反省は終わったとか、一度合意したからといって過去の問題が、すべて過ぎ去ったのだと終わらせることはできない」と述べ、一度の合意で歴史問題は解決しないとの考えを示した。日本政府は、日韓請求権協定や日韓合意などで、いわゆる徴用工や慰安婦の問題は解決済みと主張していて、両国の認識が真っ向から対立した形。
また文大統領は、輸出最優遇国から除外されたことについて、「日本は正直でなければならない。経済報復の理由さえも正直に明らかにしていない」と批判した。