澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

昨年の死者数が史上最高という謎

2023年03月02日 10時06分57秒 | 新型コロナウイルス

 全国における2022年の死者数が、前年度比で20%以上も増加し、史上最高になる見通し。全国の確定値は未定だが、全国主要都市の月別死亡者数は、対前年度(2021年)との比較において、軒並み20%以上増加した。北九州市においては、前年度比37%増という驚くべき数字が現出した。

 TV局は、これらの数字を見て見ぬふり。それはそうだろう、散々「コロナ禍」を煽り立てた張本人が、この数字の意味を追及できるはずはない。下手をすれば、ブーメランとなって返ってくることを知っているからだ。
 
 厚生労働省及び自治体保健当局は、死者の年齢別数、死因等々の基礎的データを公表していないので、特定の立場からはコロナワクチン注射が原因だという見方も出てくるだろう。だが、全国規模で前年比20%以上も死者が増加したという事実は、とてもワクチン注射だけが原因とは思えない。
 私がふと思いついたのは、「胃瘻」(胃ろう)という延命方法のこと。実母が介護病院に入ったとき、医師が「胃ろうをしますか?」と承諾書を求めてきた。そのときは、できるだけ延命させてあげるのが子の責任と思っていたから、相談のうえ承諾した。だが、振り返ってみると、「胃ろう」になった母の姿は生ける屍同然で、いい思い出は全くない。

 この私のような体験が、もしコロナ禍の渦中だったらどうだろうと考えた。老人ホームや介護病院は「コロナ」予防を理由に、患者の受け入れや家族の面会を著しく制限した。今になってみれば、日本医師会の特権、利権がコロナ禍を増長させたのは間違いないのだが、渦中にあっては知る由もなかった。だから、患者の家族は、コロナ禍では老人が万全の医療を受けられないこともある、と諦念した違いない。老人ホームにいる親と面会できないのなら、それも運命だろうと。

 そういった思いのひとつひとつが、今回の死亡者数激増と関係していると思えてならない。
 

 

 

22年の死亡158万人超、戦後最多 コロナ余波も

厚生労働省が28日に公表した人口動態統計(速報)では、2022年の国内の死亡数、前年比の死亡増加数ともに戦後最多となった。新型コロナウイルスによる死亡に加え、心不全などで亡くなる高齢者が急増している。
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22年の国内の死亡数は158万2033人で、前年より12万9744人(8.9%)増えた。

22年初めの第6波以降、新型コロナの流行の中心となっているオミクロン型は致死率が低下しているとみられるが、感染力が強い。厚労省の集計では22年にコロナ死亡の報告数は約3万9千人で、前年(約1万5千人)より約2万4千人増えた。

コロナ以外の死因で亡くなる人はさらに増えている。

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厚労省が約5カ月遅れで公表している22年1〜9月までの死因別死亡数を前年と比較すると、全体で約8万1千人増加した。このうちコロナの死亡数は約1万5千人、循環器系の疾患は約1万7千人、老衰は約1万8千人それぞれ増えた。年代別では循環器系の疾患や老衰で亡くなっている人の多くは80代以上だった。

感染症などの専門家は2月22日に死亡数の増加について見解を公表。「コロナに感染して全身状態が悪化し、コロナ以外の死因で亡くなる患者が増えた可能性がある」と推測している。

コロナの流行が始まった20年は感染対策で死亡数は減少したが、21年は反動もあり増加した。2年間の合計では平年を大きく上回る超過死亡は生じていなかった。

感染症などの専門家は見解で「現時点で、ウイルス変異による重症度が悪化しているという報告はない」とするが「今後の感染状況を把握するためのさらなるサーベイランスが必要」と指摘している。

(社会保障エディター 前村聡)