いよいよ、①屏東(へいとう)市、竹田駅、潮州を臺鐡(台湾鉄道)で回り、高雄に戻ってMRT(地下鉄)とフェリーで高雄港・旗津のコースを出発。コースと言っても、勝手に自分で決めた気まま旅。ただし、夜、ホテルに帰って万歩計を見たら、3万6千歩だったから、よく歩いたことは確か。
屏東線
高雄駅
屏東駅(白い建物が旧駅、後ろの大きな屋根が新駅)
1 屏東市
台湾鉄道屏東線で高雄から屏東までは、急行で20分くらい。だが、高雄市街を出て、二つほど川を渡ると、あたりは田園地帯。檳榔樹の林が延々と続き、池には多数のアヒルが飼われているという亜熱帯的景観。
屏東駅を降りて、5~6分歩くと、旧・日本人街がある。そこには、今でも朽ちかけた和風の木造家屋や、歴史を感じさせる洋館が遺されている。
屏東市街地に遺る日本統治時代の建物
さらに歩いて、中山公園へ。ここは、日本統治時代に都市計画に基づいて作られた立派な公園。日曜日なので、多くの人で賑わう。ガジュマルの根元にはリスも遊んでいた。
屏東・中山公園のタイワンリス
台湾銀行中屏分行の庁舎は日本統治時代の建物。入り口には、この紋章が…。
潮州駅前には、檳榔樹の林が…。檳榔樹と交互にバナナの木が植えられている。
2 竹田駅
屏東から竹田までは4駅。屏東線は高架線になっているので、この区間に檳榔樹林が広がっているのが見て取れる。
竹田駅は、日本統治時代の駅舎が保存されていて、旧駅構内は公園になっている。そこには屏東で医療の発展に寄与した池上一郎博士の蔵書を集めた「池上文庫」が設けられている。
私たちは、おばちゃんに勧められて竹田駅弁を購入。駅舎の前のベンチで昼食。デザートに「愛玉子ゼリー」を食べた。
竹田駅舎と池上文庫 池上駅の駅弁
屏東線竹田駅(新しい高架線ホーム)から見た竹田の街並みと中央山脈
3 高雄港・旗津
潮州駅から屏東線を引き返して高雄へ。ホテルで休息した後、MRTで高雄港へ。さらにフェリーで旗津に。日曜日の夕方だったので、旗津の海鮮料理店と夜市は大賑わい。有名な夕陽にも巡り会うことができた。
旗津の夕陽
高雄港に停泊していた中華民国=台湾海軍の艦船
旗津の海鮮料理店で食べた揚げた蟹。蒸した蟹の方がよかった…。 カラスミを買った店
旗津の夜市