国際政治学者の三浦瑠麗氏がTV番組で日本医師会を痛烈批判したそうだ。
発言要旨(下記参照)を読んでみると、私がコロナ騒ぎに対して抱いていた疑問、違和感を解明してくれたような内容だった。
彼女は、「会見に出て話していたのは、コロナ患者の受け入れを拒否している私立病院」と指摘し、それはすなわち開業医(=日本医師会会員)だと喝破した。これに対し「よくぞ言ってくれた。感謝‼️ 日本医師会の欺瞞を暴いてくれた。この勇気に感服。前線で身体を張って頑張っている医療従事者には感謝しか無いが、その人たちの代表は日本医師会では断じて無い」というような賛同意見が多く寄せられたという。
思い起こしてみると、かつては日本の三大タブーに数えられた日本医師会。すなわち、創価学会、朝鮮総連、皇室、それに日本医師会は、マスメディアも手をつけられないタブーだったということだ。この日本医師会は、日本政治における最も強力な圧力団体として権勢を誇ってきた。驚くべきことに、民主党政権が成立してとき、それまでずっと自民党の支持母体であったのをかなぐり捨て、民主党支持に乗り換えた。要は、「医道」がどうのこうのという団体などでは決してなく、開業医の利権を守り、漁る傲慢な人々の集まりだ。
三浦瑠麗氏はよくぞ言ってくれたと思う。マスメディアに登場する識者、コメンテーターなどの連中は、日本医師会の横暴を知りつつ、多くが見て見ぬふりを決め込んできた。私が知る限り、三浦女史と同様の見解を述べたのは、辛坊治郎だけだったような気がする。
この三浦氏の勇気ある発言を読めば、正月の過ごし方まで、日本医師会会長に説教されたくはないと思う人が増えるだろう。
『とくダネ!』三浦瑠麗氏、医師会の会見に「全てを国民の責任にしている」痛烈批判で賛否の声
22日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、国際政治学者の三浦瑠麗氏の発言が話題を呼んでいる。
取り上げられたのは昨日21日、日本医師会など9つの医療団体のトップが開いた異例の合同記者会見。コロナの感染拡大で医療体制が逼迫(ひっぱく)しているとして、「医療緊急事態宣言」を発表。「誰もが平等に医療を受けられる日本の医療制度が“風前の灯”になっている」と危機感を訴え、「国民が一丸となって真正面からコロナに向き合って」と呼び掛けた。
だが、これを受けて三浦氏は「重要なことが非常に隠された会見」とピシャリ。全国にはコロナ患者を受け入れている一部の志ある公立病院があるとしながら、彼女は「会見に出て話していたのは、コロナ患者の受け入れを拒否している私立病院」と踏み込んだのだ。
そして、このように受け入れ体制や、それに根差した“志”もまるで違うにもかかわらず、「我々、医療従事者は…とおっしゃる」と、自分たちを含めた全員を医療従事者で括っていることに違和感を覚えたと主張。
さらに三浦氏は、国立旭川医大の学長が、同じ旭川でクラスターが発生している吉田病院のコロナ患者の受け入れを「経営難に陥るから」という理由で拒否したという話を取り上げた。この出典は、16日に出された『文春オンライン』(文藝春秋)によるもの。この中で同大の学長は、吉田病院が「なくなればいい」と暴言を吐いている。
三浦氏は、そうした受け入れ拒否の事例を持ち出しながら、「そういうことを曖昧にしたまま(『国民が一丸となってコロナと向き合え』という呼び掛けは)、全てを国民の責任にしてますよね」と声を上げ、さらには「(会見の中で)医療体制がなんでこんなに簡単に崩壊してしまうのかという分析は1つもない」と怒りをぶつけた。
日本医師会に切り込んだ三浦氏に、SNS上では「よくぞ言ってくれた。感謝‼️ 日本医師会の欺瞞を暴いてくれた。この勇気に感服。前線で身体を張って頑張っている医療従事者には感謝しか無いが、その人たちの代表は日本医師会では断じて無い」、さらには「いいこと言った。日本医師会って開業医の団体で、そもそも今回のコロナに関しては患者を公立病院に任せている団体の代表みたいなもんなんだよ こいつらに偉そうなこと言う資格はない」という声が。
他にも、「特ダネで医師会についておっしゃっていた事、全くその通りだと思う。メディアは医師会の会見をさも医師全ての総意の如く報道するが、最前線でコロナと真正面から戦っているのはごく一部の医療機関。医師会では無い」という賛同の意見も。
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一方で、こんな意見も。「八つ当たりのような言い方腹が立つ あんたこそ今頃言うなよ 医療の問題は確かにあるが 今言うべきじゃない みんな必死に対応してる」「三浦瑠麗さんのコメント聞いてると、全てを犠牲にして頑張っている全ての人を否定されたみたいで気分悪くなりました」という反対意見もあった。 いずれにしても、医療現場とトップの乖離を突いた三浦氏の発言だった。