2月6日深夜(現地時間)、台湾・花蓮で大地震が起きた。この地震で倒壊したホテルの映像が、TVで何度も伝えられた。昨晩(7日)夜のNHKニュースでは、この地震に関して、「ネット上では”台湾加油”(台湾がんばれ)という支援の輪が広がっている。東日本大震災時、台湾は日本に多くの援助の手を差し伸べてくれた」と異例のコメントを流した。中共(=中国共産党)の顔色を窺ってばかりいるNHKであっても、こう言わざるをえないほど、視聴者の間には「親日国・台湾」の印象が定着しているのだろう。
この地震で倒壊したのは、統帥大飯店(マーシャル・ホテル)。
私はたまたまこのホテルに泊まったことがあり、2013年12月の本ブログに「台湾一周旅行~花蓮」と題して、印象を記した。
「… ホテル(統師大飯店)に荷物を預け、観光タクシーを頼んだ。フロントの女性は、顔立ちからしてアミ族の人だった。花蓮は伝統的にアミ族の居住地。日本統治時代、花蓮の社会開発は日本人の手によって行われたという。フロントの女性は、日本語も上手で、私たちが花蓮駅では買えなかった翌日の花蓮発台東行きの「自強号」の切符を手配してくれた。また、太魯閣観光のタクシーを2,500元にしてくれた。ガイドブックによると、3千元が相場らしいので、大いに助かった。
なお、この女性が華語で話しているのを聞いたが、そこでは花蓮のことを「かれん」と言っていた。もちろん、これは日本語の発音で、華語ならばホワリエン(Hualien)というはずだった。」
花蓮は、日本人とアミ族が開発した町。外省人が多い台北とは違って、 さらに日本統治時代の残影が感じられる町だ。
親切だったフロントの女性は、難を免れたのだろうか。最新情報では、ホテルのフロント男性の死亡が確認されたと言う。
私が台湾で最も好きな街、花蓮。被害が拡大せず、早期の復興が成し遂げられることを願わずにはいられない。東日本大震災のときの支援、友情にお返しをすべき時だと思っている。
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