自民党総裁選なんて、以前は興味なかったけど、今回は違う。先日の日本記者クラブ主催の立会演説で、各新聞の記者が特定候補に肩入れしたり、あるいは別の候補の発言の場を封じたりするのを見て、マスメディアの正体見たり、と感じた。
朝日、毎日、NHK、TBSが安倍晋三憎しのあまり、高市早苗を叩く。一方、「リベラル」派の河野太郎に肩入れする。それはミエミエなことなので、まあどうでもいい。問題なのは、「党内改革」を掲げて、「党風一新の会」を名乗り、河野太郎の支持を言い出した、世襲議員の顔ぶれ。福田康夫の息子は「世襲三代」、小泉進次郎、石破茂とか、親から地盤、看板を引き継いだ無能議員ばかり。コロナ禍を拡大させたのが、開業医(=世襲の私立医大卒の医師が大半)の既得権益確保だったように、世襲議員もまた、「下駄を履かされた人生」を既得権益としている。
「Will」の白川司は、河野太郎、進次郎、福田の息子のような連中こそ、「戦後平和主義」にどっぷりとつかり、自己の権益保持に汲々とする「売国奴」なのだと示唆する。
数ある自民党総裁論のなかでも、これは核心を衝いた指摘であると感じた。
【白川司×saya】河野太郎って何か仕事した?【WiLL増刊号#638】