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澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「ワイド・ショー」よ…恥を知れ!

2007年04月25日 10時56分58秒 | マスメディア

朝のワイド・ショーを見るようになって気付いたことがある。テレビって、こんなに程度が低いのか…と思う。視聴者を扇動するような番組づくりが気になる。特にひどいのが「テレビ朝日」だ。
例えば、衆議院議員の宿舎問題。問題の建物をなめ回すように撮ったあと、レポーターが、民間マンションならいくらだ、議員の入居費はたったこれだけだ、というような言葉をまくし立て、「議員はずるい」「私たちの税金だ」といった”市民の声”を重ねていく。
社会保険庁の問題では、「また役人が…」「税金泥棒」といった激しい言葉が飛び交う。

これは、悪しきポピュリズムの典型ではないか!? 庶民(特に主婦)に行政への憎悪を植え付け、問題の本質を隠蔽しているのではないか。バブル時代には「薄給でお気の毒」と憐れみの目で見られた公務員が、いまや「身近な悪人」扱い。これでは、優秀な人材が公務員を志望することは無くなるだろう。今朝の新聞によると、高校生がなりたい職業という調査で、公務員は前回の31%から、9%に急落したそうだ。また、国家公務員試験(Ⅰ種)の志願者は、4万人台から2万人台へと激減している。ちかごろ東大法学部の優秀な学生は、まず第一に法科大学院、次に外資系企業へと就職するのだそうだ。
マスコミが執拗に公務員攻撃を続け、「公共性」「公平性」といった公務員のアイデンティティまで否定した結果が、このありさまなのである。

 金美齢さんが、上記のような問題について「どうでもいいことばかり批判するな」と何かの雑誌に書いていた。もちろん行政改革は必要だが、枝葉末節の批判は国を誤るという趣旨である。
一方、マスコミ人の所業が注目されることは少ない。多分、取材費・制作費のごまかしなど、日常茶飯事だろうと思うのだが、「第4の権力」がチェックされることはないのだ…。  



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