澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「佐村河内・感動物語」をでっち上げたNHKの報道責任は重大だ

2014年03月07日 21時30分23秒 | マスメディア
 「現代のベートーベン」・佐村河内が記者会見をした。「マスメディア」関係者が何百人も集まるなか、冒頭、佐村河内は謝罪の弁を述べたものの、次第に新垣氏批判に傾き、結局は自己弁護に終始した。現場の報道陣は、枝葉末節の質疑ばかりで、肝心の問題、すなわち何故佐村河内が「現代のベートーベン」ともて囃されるに至ったかという問題には故意に素通りした。

 佐村河内事件の核心は、彼を「現代のベートーベン」とでっち上げたNHKスペシャル「魂の旋律にある。
 私もリアルタイムでこの番組を見た。そのとき、家人と話したのは、「この人、本当は少し耳が聞こえるんじゃあないの?」だった。それほど、怪しげな番組だったので、はっきりと記憶していた。この奇怪な番組が佐村河内を持ち上げなければ、現在のような問題は生じなかったはずだ。

 この番組のデイレクターは、古賀淳也という男。NHK出版から「魂の旋律 佐村河内守」という本を出版している。だが、この本は、事件発覚以来、すばやく「絶版」扱いとされている。やましいという自覚があるからこそ、NHK出版はそうしたのだろう。



 この古賀淳也は、「あさイチ!」の番組ディレクターでもある。筑紫哲也の「NEWS23」にも関わったというから、「平和」「市民」「共生」等々のアイテムにまみれた「市民派」ディレクターなのだろう。去年1年間でこの番組は、三回も佐村河内を採り上げたという。この事実から連想する言葉は、マッチポンプ!だ。古賀はNスペ「魂の旋律」で佐村河内をでっち上げ、自著「魂の旋律」をNHK出版で売りまくった。この本のカスタマーレビューには、事件の核心を突く、鋭い批評が書かれている。

テレビの番組をつくるだけでなく、この手の本まで出版して虚構の物語を流通させたのですから、この古賀某は詐欺師の共犯者といわれてもしかたがないのではないか。
NHKの朝の情報番組「あさイチ」では2013年に3回もこの詐欺作曲家を取り上げている。そして、この「あさイチ」のディレクターが他ならぬ古賀某。自分の番組を私物化していた証拠です。公共の電波で何をやってるのか。NHKにチェック機能がなかったことも大きな問題ですね。 」(
下記参照)

 だが、今夜のNHKニュース(午後9時)を見たら、佐村河内の記者会見を採り上げたものの、あたかも新垣氏とのいざこざが問題であるかのようにみせかけ、NHKの報道責任については何も語らなかった。捏造に等しい番組を作って、「偽の英雄」をでっち上げておきながら、この笑ってしまうほどの無責任!

 「アジアの”一等国”」以来、私はNHKを信用していないが、この佐村河内事件でNHKにはとことん愛想が尽きた。この腐敗しきった組織に対しては、「受信料支払い拒否」しかない、と確信した。


NHKディレクター・古賀淳也著「魂の旋律 佐村河内守」(NHK出版)のカスタマーレビューより

5つ星のうち 1.0 金返せ 2014/2/6
By flowers
形式:単行本取材で5年も張り付いて、それも佐村河内の自宅に泊まり込んでいた著者がゴーストライターの存在をまったく知らないはずがない。
障がい者と被爆者、被災者を馬鹿にした話だ。
金返せ。

追記
捨てる前にパラパラとページをめくっていたら、やたらと個人名が出てくることに改めて違和感を感じた。
「佐村河内氏のことを教えてくれた◯◯さん」「同行した◯◯さん」「手話通訳の◯◯さん」「高評価してくれた◯◯さん」。
Special thanks toには、こういう事態になったときに責任転嫁できるように、とNHK関係者の個人名をつらつらと羅列したようにみえる。
だいたい、著者はクラシック音楽に造詣がないのになぜ張り付いたのか?
クラシック音楽の知識がない佐村河内氏からHIROSHIMAの構成について、どうインタビューしたのか?
佐村河内氏から謝罪文がでたので、Nスペ担当者の著者からの説明もしっかり聞いてみたい。

5つ星のうち 1.0 物語の共犯者 2014/2/7
By アハルテケ
形式:単行本テレビの番組をつくるだけでなく、この手の本まで出版して虚構の物語を流通させたのですから、この古賀某は詐欺師の共犯者といわれてもしかたがないのではないか。
NHKの朝の情報番組「あさイチ」では2013年に3回もこの詐欺作曲家を取り上げている。そして、この「あさイチ」のディレクターが他ならぬ古賀某。自分の番組を私物化していた証拠です。公共の電波で何をやってるのか。NHKにチェック機能がなかったことも大きな問題ですね。


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