澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

ルーシー・ブラックマン事件

2007年04月26日 08時53分24秒 | 社会

いわゆる「ルーシー・ブラックマン事件」の判決が出た。織原被告は無期懲役。この量刑は妥当だと思われるのだが、ルーシーさんの事件については「無罪」という判断が示されたことから、彼女の家族は納得していないようだ。
英国人の知人が、この事件に関する新聞記事(Scottish Daily Express)を送ってくれた。織原は「500人以上の女性をレイプ」「外国人女性がターゲット」「6年後には出所できる」などの見出しが目をひく。織原の写真も載っていて、関心の高さが分かる。
英国では、彼が在日朝鮮人(Koreans)の出身であり、パチンコ業で財をした大金持ちであることもきちんと報道されているようだ。日本のTVや新聞では、彼の出自は意図的に隠されている。多分、特定団体から抗議が殺到するのが恐いからだろう。
その結果、「日本人が世界でどう見られているか、それが心配です」などという噴飯もののコメントで誤魔化す始末だ。事件の真の背景に迫ろうとしない日本のマスコミ、きちんと事実関係は報道する英国紙の姿勢、こちらの方が「日本人」として恥ずかしい。

今回の事件の「教訓」は、次のとおりだ。
①ふつうの日本人が、世界からどう見られているかなどと「反省」したり「心配」しなければならない事件などでは全くない。織原という変質者の単なる凶行である。
②織原が在日朝鮮人の出身だという事実は、きちんと報道されなければならない。もちろん、事件との短絡的な結びつけは慎むべきだが…。
③被害者が若い「白人女性」でなかったら、このような仰々しい報道になったのかどうか、マスコミは自問すべきだ。欧米崇拝の歪んだ人種観が、透けて見えてくるではないか。
④日本人の「国際化コンプレックス」が、一部不良外国人を増長させている側面を忘れてはならない。英語を喋れるからといって「国際人」ではないのだ。



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