澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

あえて「コムスン」を擁護する…

2007年06月11日 09時14分01秒 | Weblog

雨の月曜日。ニガウリも香草も順調に育っている。

 さて、連日TVに「コムスン」の折口雅博会長が出演し、不正問題の釈明に努めている。折口会長の経歴や「コムスン」の成り立ちには、かなり不透明な印象も受けるのだが、ここではあえて弁護側に立ってみる。

 まず、東京都による監査の問題がある。監査する側には、必ずそのときの「重点項目」がある。今回は「コムスン」を狙い撃ちではなかったか。監査直前までは、慣例的、実務的に容認されていた事務処理が、突然、法令遵守の原則論に立ち戻って監査対象になり、やり玉に挙げられるというプロセスだ。
似たような事例がある。東京都のある事業所で問題職員による不適切な事務処理があって、監督者はそれを本庁に相談をした。当初、本庁担当課は「相談」に基づき当該事業所を「指導」していたが、次第に組織防衛の論理(累が上層部に及ばないために諸方策を講ずる)が働いて、相談相手の管理監督責任を追求し始めた。その結果、監督者に対して懲戒処分をおこなった。監査で指摘されたのではなく、事業所側から相談に行ったケースなのにもかかわらずだ…。要するに監査する側は、さじ加減ひとつでどうにでも結論を導き出せるということだ。一見中立的だが、実は極めて恣意的な判断が可能なのだ。

 これと同じように「コムスン」の不正問題も、初めから結論ありきではなかったか。折口会長=「コムスン」は急成長の成り上がり企業で、政財界のバックアップが無かった。権力にはとことん弱い役所から見れば、叩きやすい格好の相手だったに違いない。上述の事業所叩きと同様で、監査する側は、「コムソン」を叩くことによって、上からの覚えめでたしとなって、出世にも繋がるという算段だ。それがお役人の常套手段なのだ…。

 「コムスン」は、こういう「お役所」の餌食になったと言えなくもない。


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