米欧、大型兵器も供与へ ウクライナ支援拡大 4/9(土) 7:07配信 7日、ブリュッセルで記者会見に臨む北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長(AFP時事)
【ブリュッセル時事】ロシアのウクライナ侵攻が長期化の様相を呈する中、米欧各国はウクライナの要請を受け、大型兵器も含めた軍装備品の供与拡大の動きを見せている。
【図解】ウクライナとロシアの戦力比較
北大西洋条約機構(NATO)は7日の外相理事会で、追加支援を確認。欧州連合(EU)も5億ユーロ(約670億円)の追加拠出の検討に入った。
NATOのストルテンベルグ事務総長は、7日の会合後の記者会見で「さらなる装備品提供の用意があるというのが、きょうの明確なメッセージだ」と表明。ウクライナ東部での戦闘激化が見込まれることを踏まえ、「加盟国は緊急性を認識している」と強調した。
AFP通信によると、トラス英外相は会見で「より大型で新しい装備品を提供する国への支持があった」と指摘した。
米欧がこれまで供与してきたのは、携帯式の対戦車ミサイルや地対空ミサイルなど小型兵器が中心。ロシアを刺激することなどへの警戒から、大型兵器の供与には慎重姿勢が根強かった。
これに対しウクライナは、米欧に戦車や戦闘機、防空システムなど「制限のない支援」(ゼレンスキー大統領)を繰り返し要求してきた。7日のNATO会合にはクレバ外相が出席。会合後、「すぐ助けてくれるか、助けが遅すぎて多くの人が死ぬかのどちらかだ」と述べ、支援を急ぐよう訴えた。
ブリンケン米国務長官は会見で、新たな兵器供与のため「何が最も必要か、日々検討している」と語った。既にチェコが旧ソ連製戦車などを発送したと報じられているほか、ドイツも戦車供与を政府内で検討しているとされる。スロバキアのヘゲル首相は8日、旧ソ連で開発された高性能地対空ミサイルシステム「S300」をウクライナに提供したと、ツイッターで公表した。
一方、ミシェルEU大統領は7日、加盟国が供与する軍装備品に充てるEU資金を5億ユーロ増額する案を明らかにした。加盟国間で合意すれば、EUの拠出額は計15億ユーロ(約2000億円)に膨らむ。 |
NATO |
追加支援を確認 |
チェコ |
旧ソ連製戦車などを発送した |
ドイツ |
戦車供与を政府内で検討 |
スロバキア |
旧ソ連で開発された高性能地対空ミサイルシステム「S300」をウクライナに提供した |
EU |
軍装備品に充てるEU資金を5億ユーロ増額する |
駅にミサイル、50人死亡 ブチャでは遺体9割に銃撃痕 4/8(金) 17:28配信
8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅で、ミサイル攻撃後に上がる煙(ゼレンスキー大統領のテレグラムより、AP=共同)
【リビウ共同】ウクライナ東部ドネツク州政府は8日、同州クラマトルスクの駅にロシア軍のミサイル2発が着弾し、子ども5人を含む50人が死亡したと発表した。ロシアがウクライナ東部で攻勢を強める中、市民が退避を急いでいたさなかの攻撃。同国メディアによると、女性や子どもを含む約4千人が駅に集まっていた。
【写真】首都キーウ近郊の町2百人死亡か ロシア軍に拷問証拠、隠滅疑惑
ロシアは、南東部一帯の掌握を狙う構えで、親ロ派が支配地を拡大するドネツク、ルガンスクの東部2州や南部の黒海沿岸での作戦を加速。
欧州メディアによると、キーウ近郊ブチャの市長は、見つかった320遺体の9割に銃撃痕があったとし、意図的な殺害だった可能性を強く示唆した。 |
ロシアは南東部一帯の掌握を狙い、ドネツク州、ルガンスクの東部2州や黒海沿岸で作戦を加速しています。
軍事力ではウクライナはロシアにかないません。そこで欧米各国に支援を要請してきましたが、ここにきて支援の動きが活発化してきました。
というのも、ロシアが退避をするためにウクライナ人が集まっていた駅を攻撃したり、ロシア軍が撤退したキーウ近郊の拷問などの残虐行為が明らかになってきたりしているせいです。
あまりにも酷くて、ここに書くことができないような残酷残虐なことを女性や子どもに行っていたということに世界が憤りを爆発させた結果です。
野蛮なロシア軍に勝利させることは許しがたいことです。
ロシアを勝利させると、力による現状変更を虎視眈々と習っている国があります。
そうなると、日本もうかうかしていられません。
日本は軍事支援はできませんが、ウクライナを含む周辺国に人道支援の手をさらに差し伸べてほしいと願うばかりです。
#NO WAR #STOP PUTIN
#StandWithUkraine
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