「戴」という漢字が、そもそもあまり見たことがありません。
「戴冠(たいかん)」や「不倶戴天(ふぐたいてん)」などの言葉に含まれている「戴」です。
精選版 日本国語大辞典「戴冠」の解説 たい‐かん ‥クヮン【戴冠】 〘名〙 頭に冠をいただくこと。特に、君主が即位したしるしに初めて宝冠を頭にのせること。
ふ‐ぐ‐たいてん【不倶戴天】 〘名〙 (「礼記‐曲礼上」の「父之讎、弗二与共戴一レ天、兄弟之讎、不レ反レ兵、交遊之讎、不レ同レ国」による語。ともに天をいただかずの意から) 相手をこの世に生かしておかないこと。殺すか殺されるか、いっしょには生存できない間柄であること。怨みや憎しみが深く報復せずにはいられないこと。また、そのような間柄。 |
上記の解説は何の役にも立ちません。
実は「戴勝」の読み方は、字面からは全く想像できないものです。
1つ目のヒント。◯◯◯◯◯読み仮名は5文字です。
2つ目のヒントは、鳥の名前です。↓です。
写真は日本の野鳥識別図鑑より
これではまだまだ難しいですよね…でも、こちらを聞けばわかるはず!
3つ目のヒントは「戴勝」の別表記。こちらは「八頭」とも書けます。これでもうわかりましたよね?
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正解は「やつがしら」でした。
まさか「戴勝」と書いて「やつがしら」と読むとは、答えを聞いた今でも、信じられないと思います。
ヤツガシラ Upupa epops saturata ヤツガシラ 英名 Eurasian Hoopoe 分布 北海道(旅鳥)、本州(旅鳥、稀に繁殖:岩手と長野と広島)、四国(旅鳥)、九州(旅鳥)、沖縄(旅鳥) 生息環境 林縁部、草原、農耕地に生息 全長 26cm 主な食べ物 昆虫、ミミズ |
【由来】「戴勝」は漢名からで、頭に髪飾り(勝)を戴(いただ)いた鳥の意。 漢字ペディアより |
名前の由来は、頭部にある多数の大きな冠羽。この冠羽を広げた姿から「八頭飾鳥」と呼ばれ、それが略されて「八頭」となったそうです。 |
「戴勝」は漢名をそのまま使った漢字だったのです。和名で書くときは「八頭」です。
これは難しいですねぇ~
ヤツガシラ自体見たこと無いで~す。
明日には忘れちゃう名前だわ(・・;)
Google翻訳で中国語に「戴勝」を日本語にすると「ヤツガシラ」と出ます。
私も見たことはありません。
北海道に飛来することは稀だそうです^^
したっけ。
したっけ。
名前だけは聞いたことあります。
大きいですね。
お顔はかわいい^^
旅鳥なので、なかなか見ることは難しいようです^^
したっけ。
私は「まぐれ勝ち」って読んでブブー(笑)
戴冠は読めますけどね。
ヤツガシラなんて、鳥より、里芋を思い浮かべます。
変ないい加減な読み方ですが、あの鳥が縁起がいいのかな~~って、実際に見たことはありませぬ。
中国語の漢字を、そのまま当てたんですから…。
あはは!
里芋?
サトイモは、親芋を囲むように子芋、孫芋と付きますが、八ツ頭は親芋と子芋が分かれず塊になるそうですよ^^
したっけ。