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人類最古の職業「売春婦」について考える

2010-02-21 07:52:47 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

  0001_2人類最古の職業売春婦である。などといわれていますが、ならばいったい、いつごろから売春が行われていたのだろうか。

 メソポタミア文明の基礎をつくったシュメー ル人の記録の中に出てくる「神殿娼婦」が記録Photo_2 Photoの上では最古のものだそうです。紀元前5000年頃のことですPhoto_7

 シュメール人はチグリス、ユーフラテス両河川の治水(ちすい)と灌漑(かんがい)農業に成功し高度の都市文明を築(きづ)き、楔形(くさびがた)文字の体系を作り出しています。

Photo_6 PhotoPhoto_3シュメールの都市は神殿を中心に築かれたが、この神殿の女祭司(さいし)は神の、つまり王の第一の女性でありました。そこに神々の側女(そばめ)として仕(つか)えていたのが「神殿娼婦」なのです。Inanna 

 彼女らは、神殿に貢納(貢納)する男性のすべてと性的交渉を持たねばならない義務があったのです。もちろんそれは不名誉なことではなく、未知の男との肉体的合一は、神秘的な婚姻として、崇(あが)められていたのです。もちろんそのような神事的な理由をPhoto_10つけ、男性が彼女たちに強制していたのかもしれません。

   シュメール人たちが宗教の中で愛の女神イ ナンナを崇拝したといわれます。

 しかし、シュメール人がさほど性的に乱れていたわけでもあり ません。一夫一婦制が家族の基本でしたし、娘を誘惑した男は、その娘を妻にしなければならなかったのです。

 Photo_4Photo_5ともあれ、この「神殿娼婦」がPhoto_9神殿内での売春へと様相を変えていくには、さほど時間はかからなかったと思います。

シュメール人が粘土板文書に残したという、格言だそうです。Photo_8

「快楽のためには結婚、よく考えてみたら離婚」

「喜びに満ちた心で花嫁、悲しみに満ちた心で花婿」

「楽しみ、それはビール。いやなこと、それは遠征」

「パンのあるときは塩はなし、塩があるときはパンがない」

この格言に当事の世界観があらわれていると感じます。というか人間進歩していないような気がします。

したっけ。

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