牡丹・越の苑(ボタン・コシノエン)の花が咲きました。
ピンクの花びらに黄色い蕊が鮮やかです。
背の高い牡丹で150㎝くらいあります。
今年は一番花が咲いたときに、うっかり写真を撮り忘れました。
これは二番花です。
この木は、毎年たくさんの花を咲かせてくれます。
ボタンの名前の由来 その1 ボタンは、古く中国から渡来した植物で、漢語「牡丹」の音読み。 牡丹の「牡」は「オス」の意味で、雄しべや雌しべが花弁に変わり、種子ができていくところから、「牡」と形容されたもの。(牡の花しかないと思われた) 「牡」は、呉音では「ム」「モ」、漢音が「ボウ」で、その慣用音が「ボ」である。 そのため、古くは「ボウタン」とも呼ばれた。 牡丹の「丹」は「赤」の意味で、ボタンの花の色は黄色や紫・白などさまざまであるが、赤い花が基本とされていたことに由来する。 |
ボタンの名前の由来 その2 和名のボタン(牡丹)とは、中国名の『牡丹』をそのまま用いて音読みにしています。 漢字で牡丹は牡(オス)+丹(赤色)ですが、これは赤い花を咲かせるために接ぎ木をするという意味なんです。 この植物には、他の品種の花の花粉がつかないと、タネはできないという性質があります。そのため、できるタネは、親とは違う性質をもちます。ですから、タネから育てると、花の色や大きさ、葉の大きさなどが同じ性質の苗木ができないため、もっぱら挿し木、接(つ)ぎ木で増やされてきました。 それがタネをつくって増やす雌より、雄的なものと捉えられ、「牡」という文字が使われているとの説があります。 |
ボタンの名前の由来 その3 漢字では、「牡丹」と書かれます。「丹」は「赤い」を意味し、原種の花の色に由来します。 「牡」は「牝」に対する語で、「雄」を意味します。馬でなら、雌馬(めすうま)は「牝馬(ひんば)」、雄馬(おすうま)は「牡馬(ぼば)」です。 この花の風格から女王様より王様のほうがふさわしいと、「牡」の語が使われたのでしょう。 |