京橋図書館の地下にある郷土資料室に所蔵されている本は江戸から明治の東京資料がすぐ出るので良く利用させてもらっている。小林清親の本には芸大小野忠重、吉田漱の書き込みがあった。家に帰って検索すると小林清親の研究者だった。彼等の調べていることと目的は異なるが小林清親の明治15年頃からの團團珍聞風刺画を書いているころが人生のなかで生き生きしているように感じる。
だだ近代印刷技術が次第に日本に入ってきて、圧倒的な数量を印刷できるので木版印刷の人たちが落ちぶれる時期でもあった。
戦後日本で容器革命があって、樽を製造、補修する職人が仕事をなくした。多くの樽職人が人手不足の漬物業界に入って仕事をしていた。今は木製の樽を使用するのは酒の業界だけかもしれない。