明治期に福神漬命名者の梅亭金鵞のことを調べているが当時の出版事業が江戸から明治に移って、木版印刷から活版印刷に変化し、さらに手作りの和紙から洋紙というものに切り替わる大変革の時代であったことを知る。江戸期の本屋は明治の半ばごろに消え、今でも残っている本屋は教科書販売で信用を作った業者が残っているようだ。
今デジタル化とアマゾンの力でこの教科書と言う本の最後の聖地が侵されつつある。多くの本の取次ぎ業者が消え、本屋の無い都市も増えてきたようだ。居間で国会図書館のデジタル本を読めるので、わざわざ待たされる必要が無い。ただまじめに研究している人たちの中にいるとまだがんばろうという気持ちが出る。