年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

持ち家か賃貸かの議論は 間違っている

2022年07月27日 | 宅老のグチ
今一時転居で気が付いたのだが世間で議論になっている日本人の個人資産で住む家が購入か賃貸かの議論が虚しい。今はマンション等の高騰で持ち家が有利のように思えるが最近読んだ本から必ずしも少子化の進む日本では有利とは思えない。時によって転居する行動が適正と今は思える。家族の構成も変わり通信環境の整備もあって東京でしかできない仕事が地方でも出来るしアマゾンの効果で都会と同じものが手に入る。
 日本では木造家屋の一戸建ては新築から十数年経つと土地価格しか評価されず不動産的価格が無くなってしまいリフォ―ムして住み続けるしかないように思える。水回りから劣化し定期的な更新が必要となる。年齢がゆくと介護の問題が生じ2階建てだとエレべ-タ-のない生活は介護が始まるといくら広くても1階にしか住めなくなる。そして老女の交友の広さも転居の困難さを感じる。運転免許の高齢者講習で感じたのは女性の高齢ドライバ-は少ないので都会では交通費の少ないかからない範囲が交友となる。それから転居を拒否と忌避することにつながる。こんどのコロナで病院から介護施設まで面会制限があって101歳で老衰死去した母も特養では1回しか面会できなかった。これがアメリカのニュ-スではタブレットで病院とか老人のタウンで面会していた。日本の今は新生児は父親しか退院までに今は面会できないようだがタブレット通信があれば感染を防げる。
 住まいの転居は経費が掛かる。それ以上に物の処分に時間がかかる。賃貸でも持ち家でもいずれ死という退去が待っている。60平米から最後は2平米(畳1枚)となる。正岡子規の世界に入る。介護の寝たきりは意識があろうが無かろうが動けない世界が待っている。少子が加速して東京以外の都市は急速に縮小する世界になる。街は高齢になると寂れる。動かない動けない老人の町はしずかだ。東京で70歳以上の都民が使えるシルバ-パス移動の昼間の閑散時に目立つ。
 都営の地下鉄と都内を走る都バスと民営バスを利用するのが高齢者の安価な移動手段と思える。今東京で一番混雑していると言われる舎人ライナ-も通勤時のデ―タで昼間は閑散としている。ただ豊洲市場のゆりかもめ線はシルバ-パス利用は使えない。これが使えると豊洲市場が混むだろう。
 高齢者が元気で過ごす転居先は都電荒川線と舎人ライナー地下鉄新宿線の外れの高島平が移動的には良いかもしれない。ただ地域によって水害があるので考慮が必要となる。そこに病院と介護の要素が必要となる。
 転居を繰り返しつつ縮小しないと遺産と遺品のためゴミ屋敷となる。持ち家にこだわると時代遅れの家財がゴミとなる。家具の買取業者との商談が決裂したのは買取でなく遺品整理のような感覚があった。これが遺族なら金銭で処分しただろう。

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