年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

樋口一葉の指紋が

2024年07月06日 | 宅老のグチ
福神漬の文献の事実確認のため、上野寛永寺付近を何度も歩き回る。そこそも福神漬の命名には江戸時代に流行った七福神巡りから、商品名が付けられたという。上野寛永寺境内には多くの関連する石碑があって、何らかの理由があって集合したのではなく、仕方なく集まった感がある。そんな思いをしながら歩いていると国会図書館国際子ども図書館があって、一度入ったことがある。
 この図書館は樋口一葉が通った有料の東京図書館で一葉の記録では女性は一人しかこの図書館で本を読んでいなかったようだ。帝国図書館の前身である東京図書館に一葉が何度も通ったことを日記に書き記しました。小説のたね探しのため、漢詩から雑誌まで多岐にわたる資料を読んでいたそうです。この様なことを館内で思いつつ、周りの人を見ると、子供はほとんど居なくて小学校の先生風の人がいるだけだった。
 自分が大学時代に警視庁科学警察研究所に見学に行ったことがある。そこでの技官の話から、指紋採取の最新技術を教えてもらった。国会図書館にある貴重書で一葉の時代の本が残っていたら、分析ができると見学中に思った。記憶では半蔵門の英国大使館から靖国神社へ行く途中の千代田区三番町に研究所があった。テレビでおなじみの科捜研で今は柏市に移転し、つくばエキスプレスの柏の葉駅近くになったという。この妄想が出来たら、一葉の読書暦が解かると台東区の郷土資料室で一葉の膨大な研究書を見つつ、思った。一葉の小説はほんの短い時間で書かれていて、もっと明治期に活躍した人の本は少ないというより、名前があるだけである。

 科学技術の進歩は想像できないものが実現する時代がやってきているので一葉の指紋検出も絶対ないとは言えない。
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