6月28日 高千穂河原のミヤマキリシマを見に。
高千穂河原の駐車場(500円)に車を停め、中岳への登山口から登りはじめ、中岳へは向かわず、途中から「つつじコース」へ。
残念ながらミヤマキリシマはほぼ終了状態。
しかし、背後に高千穂峰が広がり眺望は抜群。
この道は中岳中腹探勝路で、尾根筋を歩く感じで展望が良い。
復路は「もみじコース」で戻ったが、こちらは展望が効かない谷筋を歩く。
紅葉の頃はきれいかもしれないが、歩きにくい。
階段状の道に細かい火山礫のようなものが積り、滑るすべるぅ~。
これなら来た道(つつじコース)を戻った方が良かった。
高千穂河原へ戻って来て、ビジターセンターで聞き込み。
今行ったつつじコースはもう終了、古宮址から左手へ行った所が今は満開だと教えられる。
あぁ、先にビジターセンターへ寄って情報を得るべきだった。
古宮址の左手一帯にもミヤマキリシマが咲いていた。
はるばる九州までミヤマキリシマを見に来たんだから、この程度では満足できない。
コガクウツギがあちこちに咲いていて、ほぼ満開。
地味な花だが癒される。
歩きやすい、ほぼ平坦な道を15分程歩くと、点在するミヤマキリシマが目に飛び込んできた。
うわぁ、凄い!
これが見たかったんだ。
この辺りの木は背が低い。
以前、新燃岳では、人間の背丈ほどあるミヤマキリシマをかき分けながら登った。
噴火後立ち入り禁止になっているが、あの辺りのミヤマキリシマ誰に見られる事もなく静かに咲いているだろう。
たった今学んだ、元来た道を戻るべき・・・と、いう鉄則を忘れて、周回道に入った。
ミヤマキリシマを反対側から眺められる道だと勝手に思い込んでいたが、ミヤマキリシマはない。
なんだか様子がおかしい・・・と、思いながら30分程歩くと、「右 皇子ケ原、左 高千穂河原」と書かれた小さな標識があった。
高千穂河原へ戻らないといけない我々、違う方向へ進んでいるぅ。
これはいけない・・・と、慌てて引き返す。
はぁ、1時間無駄に使ってしまった。
高千穂河原に戻った頃、ポツポツと雨が降り出した。
高千穂河原にも避難壕が出来ていた。
今は廃業し、売りに出されている「みやま荘」の玄関前にも避難壕はあった。
えびの高原の「つつじヶ丘」も歩いてみたかったが、雨が凄い。
1枚だけ撮って、今宵の宿「神の郷温泉」へ向かう。