夕食は2階にある食事処胡蝶で。
18:00~用意出来るのだが、昼食をしっかり食べたので、我が家にしては珍しく19:00~とした。
2組のテーブルが並ぶ個室。
隣のテーブルとも近い。
これだけ近く、話す声も聞こえるぐらいなら、いっそ個室ではないレストランでいいのに。
おしながきによれば、四季の恵、海の恵、地の恵、里の恵、田の恵、果の恵と6つのパートに分かれている。
まずは四季の恵という事で、先附、八寸、造りがワンプレートで出て来た。
白和え、豊後牛の八幡巻き、サワラの若狭焼き、造りはシマアジとヒラメ。
左フグの山芋蒸し、サーモンのバケット。
造りぐらいは別の皿で出てきたらいいのに・・・などと思いながら食べるが、
このワンプレートだけでも30種程の材料が使われている。
海の恵は海鮮鍋。
左の皿の中の材料を鍋に入れてぐつぐつ。
大きなヒオオギ貝、霜降りの鯛、それに細い中華乾麺・・・おいしい出しと
丁寧に下ごしらえされた材料からもいい出しが出ておいしい。
地の恵はカボス鰤大根。
カボス鰤・・・?
カボスで育てられた鰤でしょう、炊いた大根の上に乗り、味噌あんで頂くが少々しつこい味。
里の恵は宇佐産すもう鶏の利休揚げと別府産冠地鶏の天ぷら。
料理長のこだわりなのだろうか?器は黒いプレート状のものが多用されている。
売店で売られている小石原焼きの器で食べたいなぁ。
このプレートの皿、持ち上げると重い。
そのせいか、サービスは男性スタッフ。
漬物の黄色いのはナンキンの浅漬け。
デザートも和・洋。
グラスの中は金時芋プリン。
お品書きには食材と産地まで丁寧に書かれている。
大分を中心とした九州の食材を厳選して提供されている。
旅に出れば地元の名物、珍しい食べ物を食べたいと思うが、そう地産地消にこだわらない。
地鶏の天ぷらなど、揚げてしまえばどこの鶏でもそう変わらない味になる。
そんな事を言っては、この宿、料理長に失礼だろう。
ここは、宿のこだわりの食事をおいしく食べなきゃいけない。
朝食は1階にある食事処侘助で。
テーブルの上にはミートボール、厚揚げ、湯葉とごぼうのきんぴらの3種盛り。
左上、四角い箱には海苔が温められている。
飲み物、漬物、野菜はハーフバイキング。
青竹の取箸いいなぁ。
これも、この宿のこだわり。
おいしそうな卵だけど、玉子かけご飯は好きじゃない。
とったものの結局食べずに残してしまった。
ご飯は一人分づつ釜で炊かれる。
九重産の無農薬米ひとめぼれ。
おいしいお米だったが、ちょっと芯が残っているような気がした。
炙られた海苔はロゴマーク入り。
朝食の海苔、炙って食べる宿は初めて。
久しぶりに館内の写真を数多く撮った宿だった。
風呂にやや不満は残るが、前日の神の郷温泉の風呂が抜群だったので、それと比べれば見劣りするのは仕方ない。