2016.11.14 湯来ロッジで神楽鑑賞を楽しんだ翌日、
国の特別名勝三段峡の正面口にある三段峡ホテル。
ホテルと名は付くが、相当年季の入った老舗宿。
三段峡、50年程前に来ていた。
しかし、こんな宿があったのか?全然覚えていない。
紅葉した山々を背景に駐車場も広くいい感じ。
三段峡の全容を現した大きな看板が、敷地のすぐ横に立っている程、
この宿は三段峡を散策するのに好都合な場所に建っている。
宿の裏手、この橋を渡って三段峡散策路へ。
翌朝、霧がかかりベールをかぶったような山々。
つかの間陽がさし、期待したが天気は段々悪くなってきた。
眺めの良い1階真ん中の部屋に泊まった。
チェックイン可能時間までには随分時間があった。
荷物だけ置かせてもらい三段峡散策に行くつもりで玄関へ入ったが、
女将さんは部屋の準備が出来ているからチェックインしても良いと、優しいお言葉。
この親切な対応は食事や随所に感じられ、設備は古いが好感の持てる、又泊まりたいと思わせる宿となった。
廊下ピカピカ。
この階段を下りて風呂場へ行く。
置かれた家具類も年季物だが、気取らない雰囲気が好ましい。
廊下、階段、壁・・・使い込まれ、掃除が行き届いた館内、優しい雰囲気が漂う。
部屋は踏み込み+8畳間に広縁。
入り口方向を見る。
部屋にトイレはなく、部屋を出たすぐ前に共同トイレがある。
冷蔵庫もなく、ポットも旧式とないないづくし。
すりガラスは銀杏の紅葉で真っ黄色。
部屋に入ってすぐの所にある洗面台は水しか出ない。
部屋やロビーのある1階から地下へ下りて長い廊下を歩き風呂場へ。
浴室へは更に階段を下りる。
ピンボケ。
無色透明、特徴無しの湯だがいちおう温泉で、日帰り入浴も可能。
三段峡散策の後の温泉としては気持ち良いだろう。
風呂は23:00までと朝は6:00~9:30。
大きく見やすい成分分析表がかかっている。
う~む、なんだか気の毒に思えてしまう湯だわ。
やはり広島は温泉貧県なのか?
広島県民に叱られるかな。