20間道路桜並木の尽きる所に龍雲閣という、皇族や高官向けだった宿舎がある。
一般公開は5月1日~5月6日の桜まつりの期間限定。
行かなくちゃ!
まず目に飛び込んできたのが、渋い洋館の建物。
大正9年~昭和45年まで御料牧場事務所として使われていた。
内部は見れない。
近くにある生馬神社。
昭和16年、この御料牧場から出た競走馬が中央競馬で活躍、
その賞金で建立された・・・とか。
龍雲閣のウラから。
こちらが玄関。
入館料金は無料。
明治41年、賓客の宿舎として建設が始まり42年竣工。
詳しくはこちらのサイトで。
館内には使われた食器やマージャンパイ、伊藤博文の絶筆と
なった書などが展示されている。
白磁の食器は、フランスのリモージュ焼き。
裏のスタンプから、リモージュ焼きの百を超える窯の中の
ウイリアムガレン社製と判明。
100年以上前の食器らしい。
この広間の両側に置かれた一双の屏風は、江戸時代初期に
活躍した狩野探幽作と言われている。
えぇ~、ちょっと驚いたが、江戸幕府から朝廷へ献上
された物の一品らしい。
右手は春の風景。
左手は秋の風景。
屋久杉かと思った格天井の板はアオダモ。
柱や梁は中の芯が固い朱カツラ・・・と、いうように
現地、北海道の木を使い建てられている。
障子の下板もアオダモ。
ツヤツヤの廊下。
昭和47年に1500万円をかけて修理された。
なかなか立派なものを見せていただいた。