串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

龍雲閣

2018年06月02日 | 旅-北海道

 20間道路桜並木の尽きる所に龍雲閣という、皇族や高官向けだった宿舎がある。

一般公開は5月1日~5月6日の桜まつりの期間限定

行かなくちゃ!

まず目に飛び込んできたのが、渋い洋館の建物。 

大正9年~昭和45年まで御料牧場事務所として使われていた。 

 内部は見れない。

近くにある生馬神社

昭和16年、この御料牧場から出た競走馬が中央競馬で活躍、
その賞金で建立された・・・とか。 

龍雲閣のウラから。

 こちらが玄関。

入館料金は無料。

明治41年、賓客の宿舎として建設が始まり42年竣工。

詳しくはこちらのサイトで。

 

 館内には使われた食器やマージャンパイ、伊藤博文の絶筆と
なった書などが展示されている。

白磁の食器は、フランスのリモージュ焼き

裏のスタンプから、リモージュ焼きの百を超える窯の中の
ウイリアムガレン社製と判明。

100年以上前の食器らしい。

 

この広間の両側に置かれた一双の屏風は、江戸時代初期に
活躍した狩野探幽作と言われている。 

えぇ~、ちょっと驚いたが、江戸幕府から朝廷へ献上
された物の一品らしい。

右手は春の風景。 

 

左手は秋の風景。 

屋久杉かと思った格天井の板はアオダモ

柱や梁は中の芯が固い朱カツラ・・・と、いうように
現地、北海道の木を使い建てられている。 

障子の下板もアオダモ。 

 ツヤツヤの廊下。

昭和47年に1500万円をかけて修理された。

なかなか立派なものを見せていただいた。