串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

いもぼう平野屋本店

2011年10月07日 | 食べ物

高台寺を後にし、少し早いけどお腹も空いてきたので、どこかで昼食を・・・。

ふっと頭にひらめいたのは、ズボラッチさんがふれられた「いもぼう」。

八坂神社を裏手の方へ回り、円山公園の枝垂桜をながめながら 
いもぼう平野屋本店へ。

時刻は11:00前、まだ早いだろうなぁ・・・と、思いながら平野屋さんの前に
来ると、暖簾がかかっていて、すでに営業中。

打ち水された石畳の両側に座敷やテーブル席が並ぶ。

10:30から開店と、食事処にしては早い。

座敷に案内され、一瞬、椅子席の方がいいのに・・・と、思ったが
よく見ると、テーブルの下に足がおろせるようになっていた。

一番安い「いもぼう御膳」を注文。

上の写真の他に、お吸い物と祇園とうふは、熱いものが運ばれてきた。

以前食べたのは、30年ほど前。

もちろん味は覚えていない。
懐かしいなぁと思いながらも、初めて食べるような感覚で味わってみた。

う~ん、さすがだ。

甘過ぎず、から過ぎず、イモ全体にしっかりと味がしみ、
ぼうだらは弾力性を残しながら柔らかく煮あがっている。

ぼうだらをこんなに柔らかく煮るのはかなり面倒で難しい。

いもぼうの芋といえば「エビ芋」だが、まだエビ芋の季節ではなくて
普通の小芋らしいが、しっかりと固い小芋だった。

「この味はちょっと家庭では真似できませんわぁ。」と、私。

「真似してもらったら困ります。うちの商売あがったりですわ。」と、女将さんらしき女性。

300年の伝統と自負が、この味に凝縮されているのだろう。

下に湯葉が広がるお吸い物。

祇園豆腐は豆腐のあんかけ。

真ん中の芥子を溶かすように全体を混ぜて食べる。

いもぼう以外は特筆すべきものではないような気がした。
出来る事なら、いもぼうをもう少し食べたかった。

本店から下ってきた所にもう1軒の平野屋さんがある。

こちらは「いもぼう平野屋本家」。

店の前には車が4~5台停められる駐車場があり、車で来るのならこちらが便利かも。

ややこしいが、私が食べたのは「いもぼう平野屋本店」。
今度は「本家」さんの方で食べてみよう。

 


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