福井から普通列車で20分、武生に到着。
武生駅前の「観光・匠の技案内所」で地図をもらう。
見やすい地図だがA2サイズの大きな1枚もので、
見たい箇所を探すのに広げたり、折りたたんだり・・・。
福井市でもらった地図が見やすかっただけに、よけい苦痛に感じる。
武生は冷たい雨が降っていた。
デジイチは使わず、コンデジ片手に街へ。
元武生郵便局局舎で今はM工房。
武生の街は、空襲にも遭わなかったようで、古い家屋がいたる所に残っている。
大塚呉服店
街並みの中心「蔵の辻」の一帯には食事処が何軒かある。
ペットボトルで作られたツリー。
夜、灯りが灯ればきれいかもしれないが、こうして見るとちょっと無粋かな。
東郷青児が造ったものとして、唯一現存するのマネキンが飾られている
「MODE大井ビル」。
そのマネキンから 「白い妖精の館」とも呼ばれていて、現在は洋装店。
マネキン、見てみたかったが、なんだか入りにくい感じで外観のに撮る。
「東月堂」という和菓子屋。
ステキな看板があがる「佐々木ローソク店」。
天然の「ハゼ」から作られるローソクは、油煙が少なく金箔を傷めないという。
街中に多く点在する寺社御用達か?
屋根が見事な「陽願寺」。
民家の玄関先の敷石。
懐かしい建具が今も健在の民家。
いわさきちひろさんが生まれた家。
ちひろさんは、生後3~4ヶ月程、この家で過ごしただけ。
お母さんは奈良女子大の1期生で、請われて武生の「実科高等女学校」
の教師として単身赴任し、この家に下宿。
しんしんと雪の降る朝にちひろさんはこの家で生まれた。
ちなみに誕生日は私と同じ日。
あっ、生まれ年は違います。
ご主人の松本善明氏は7歳程年下で、ちひろさんは再婚だった。
昭和49年、55歳の若さで、お母さんより先に亡くなられた。
建築技師だったお父さんは絵も得意で、ちひろさんの絵の才能は父親譲りらしい。
漠然と可愛い絵の作者としか知らなかった「いわさきちひろ」さん。
ちょっと詳しくなりました。
近くの民家が取壊される時に頂戴されたという流しが置かれていた。
いいなぁ、これ、欲しい!
箪笥町にある「ビストロ萬那」。
蔵を改造したイタリアンのお店。
店舗前には、蔵のどこかに使われていたのだろうか?
虎と竜の彫り物がある石材が飾られていた。
少し歩いては写真スポットに出会うので、ウォーキングのように
歩いているうちに体が温まるという事はなく、さすが、冬の北陸、
体の芯からしんしんと冷える。
お茶でも・・・と、思うが喫茶店はない。
やっと見つけた喫茶店は常連さんでいっぱいだったが、
温かく席を譲ってくれる。
コーヒーを注文すると、カステラがついてきた。
壁に貼られたコーヒーチケットだが、5円玉には、いいアイデァだと感心する。
タンス町通りには、今も家具店が軒を連ねる。