串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

帯広

2007年10月29日 | 旅-北海道

北海道では一番標高の高い所にある然別湖にやってきた。
湖の中に小さな島、弁天島があり、紅葉はまだ早いようだが、美しい湖だ。



湖の周囲に歩道などないようで、遊覧船が就航し、船から眺めるようだ。
乗ってみたかったが、却下され、すごすご帯広を目指す。

帯広名物「豚丼」を是非食べてみたかった。
「ホテルボストン」近くの「新橋」という食事処に入り注文。

出てきたのを見て驚いた。
たれの色が真っ黒。
そして、具は豚だけで他には何も入っていない。

たれはすご~く甘からい。
まるで、豚の生姜焼き鰻のたれという感じ。

豚嫌いな連れは、天丼を注文。

天丼にも同じ味のたれ。
うぅぅ・・・と、顔をしかめる連れだが、「郷に入れば郷に従え」。
これが、帯広の丼なのだ!
はるばる帯広まで来て、関西風の丼を食べるのもおもしろくないでしょう。

この店先に犬がいた。

しかし、じっとして動かない。
微動だにしないので不思議だった。

店主に聞いてみた。
答えは、剥製。

驚いて眺めていると、店から出て来た客が
「前に来た時は生きていたのよ。」と喋る声が聞こえた。

最近、天国に行ったのだろうか・・・?

可愛がっていた、そして看板ワンだった愛犬だったのだろう。

店主の優しい気持ちを感じ、ちょっと期待はずれだった
豚丼も忘れられない味になった。


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