串カツ子の旅日記

美しい国、日本。まだまだ見たい所がいっぱい。
温泉、宿屋、食べ物、紅葉、桜、街並み・・・興味の対象は尽きません。

日光湯元 湯の家の風呂

2014年02月07日 | 宿-関東

 湯の家は敷地内に2本の自家源泉がある。

以前から日光湯元を訪れた際、横目で見ながら、どんな湯なんだろう・・・?と、感心はあった。

今日は、その湯に浸かれるんだ。

風呂は男女別の内湯と、空いていれば中から施錠して無料で使える貸切風呂が
1ケ所あるだけで露天風呂はない。

広い脱衣所。

アメニティは、シャンプー類だけ。

ドライヤーはフロントで借りる。

凄い!

大きな湯船ともうもうたる湯気に驚く。

湯船の全容は湯気のかなたに。

いくらレンズを拭いても、この程度しか撮れない。

湯口は2ケ所あり、ライオンの口からは熱い湯。

パイプからはかなり温度が下がった湯。

他に湯船の中からも熱い湯が噴出すので、湯船移動中は注意必要。

あふれ出す湯量も半端じゃない。

水が入る蛇口はないので、自分好みの湯温にするのは、この広さと相まって不可能。

熱い湯が苦手な人にはお気の毒だが、浸かってしまうとぴりぴりした感じはしない。

井上靖が「海峡」で述べる「あぁ、湯が滲みてくる・・・」まさにそう感じるいい湯だった。

 お気に入りのカランはこの場所。

常に湯船からあふれ出した温泉が足元を流れる。

歩けばこの通り。

湯ノ花の上に足跡がくっきり。

はぁ、大満足、湯の家の風呂。

貸切風呂は大人気で、いつ見ても入浴中の札がかかっていたが一度だけ
入浴する機会があり入ってみた。

脱衣所も湯船も普通の宿の内湯並に大きい。

しかし、湯がなんだか物足りない。

同じ湯を入れていると言われるが、内湯ほどの濃さは感じられなかった。

源泉は、湯の家旅館NO.1とNO.2 の源泉だけでなく、奥日光開発源泉 1~7 の混合泉。

湧出量は467L/M とあるが、これは両者合わせての量なのだろうか?

温度:62.5度 PH=6.3 成分総計:1818mg/Kg

Na=220.4 Ca=145.4 Cl=172.7 SO4=380.6 HCO=350.2 CO2=294.4


 今の季節だけのイベントだろうか?日光湯元の旅館に泊まれば、湯元の旅館の風呂
3ケ所が無料で入れる「湯めぐり」を利用した。

入浴可能時間が15:00までの宿もあり、その為にも日光湯元へは早く着きたかった。

13:00頃、チェックインは後だが、湯めぐりの紙だけ欲しくて湯の家へ。


 

まずは、いつも前を通り、高級そうな雰囲気で気になっていた「湯元 板屋」へ。

 湯上りの待合はお洒落な感じがして、浴室はどんなだろう?と、期待するが・・・。

脱衣所

期待したほどではなく、ごくフツーの浴室だった。

 

こちらはL型になった結構大きな露天風呂。

    • 源泉名:奥日光開発㈱の3,4,7号混合泉
    • 温度:74.1度 PH=6.5 成分総計:1440mg/Kg
    • 泉質:含硫黄-Ca・Na-硫酸塩・炭酸水素塩泉
    • Na=126.1 Ca=191.5 Cl=77.8 SO4=496.2 HCO=236.4 CO2=119.8

 続いて旅館街の奥にある「花の季」さんへ。

 

入口を入った途端、いい香りに包まれる。

ロビーには宿の名の由来だろうか、花がいっぱい。

 

内湯はもうもうたる湯気で写真が撮れないので、扉越に。

そう熱くはない適温の湯だが、それだけにインパクトがない。

露天は小ぶり。


 

さらに奥に進み「湯の森」さんへ。

ロビーもお洒落な感じで、ここに泊まってみたくなる。

マキストーブがいい感じをかもし出している。

湯の森さんは各部屋に源泉掛け流しの露天風呂が付いている。

いいなぁ、それ。

部屋に露天風呂があるので、こじんまりした内湯のみ。

 

アメニティも揃っている。

シャンプー類はポーラ製とミキモトのものだった。

洗い場は2ケ所だけの内湯。

湯口にはびっしりと黄色い抽出物がこびり付いていた。

他の宿の源泉とは違うのだろうか?独自源泉なのだろうか?

こんな硫黄色した抽出物は、日光湯元の宿の中では見た事がない。

もっとも、全ての風呂を知っている訳ではないが。

    • 源泉名書きもれで不明。
    • 温度:72度 湧出量:241.5L/M PH=6.4
    • 成分総計:1302mg/Kg
    • Na=151.4 Ca=111.8 Cl=51 SO4=330.2 HCO3=271.4 CO2=181.3

結果的には宿泊した「湯の家」の風呂が、湯量豊富で一番良かったかな。

計3ケ所の宿の風呂が無料で入れる「湯めぐり」いい企画です。


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