東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

歌舞伎:「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」

2025年01月19日 09時37分34秒 | 歌舞伎の話

十三代目團十郎の歌舞伎「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵(ならべがきまねてみます)」夜の部を新橋演舞場へ観に行った。

【みどころ】海老蔵時代より「伝統の継承」と「新時代の歌舞伎の創造」を胸に、古典作品の面白さを現代のお客様に感じていただくべく古典の再構成を続けてきた團十郎。その團十郎が次に選んだのは「忠臣蔵」の世界。七代目市川團十郎が天保4(1833)年に初演した『裏表忠臣蔵』は、通常上演されている『仮名手本忠臣蔵』を「表」とし、創作場面を「裏」として加え上演し、当時大当たりとなった作品。今回、その七代目團十郎の精神を受け継ぎ、現代に合わせた形の「裏」をつくり上げ、十三代目團十郎としての意欲と魅力にあふれる『裏表忠臣蔵』を上演します。権力を嵩に着て、権力を乱用する足利家第二の権力者高師直。師直に恥辱を与えられ、無念な思いを由良之助に託し命を絶つ塩冶判官。主君である塩冶判官を亡くし、師直への仇討ちを堅く誓う大星由良之助。師直に言い寄られるが、断ったことで夫が切腹まで追いやられてしまう顔世御前。勘平への純粋な恋心が、塩冶家を潰すまでのきっかけをつくってしまうおかる。純粋な気持ちをもちながら、歯車の掛け違いから運命が狂っていく早野勘平。世の中の“善”を否定し、生きることに絶対的な執着を見せる斧定九郎。 身分も立場も考え方も異なる登場人物が、それぞれの「忠」を追い求め、生き方を選びとり、その運命が交錯する。江戸時代に実際に起きた赤穂事件をもとにして誕生した「忠臣蔵」が、なぜ人形浄瑠璃、歌舞伎、映画とさまざまな形で約300年にわたりこれほどまでに観る人を熱狂させてきたのか。運命に翻弄された人々が辿った人生の物語とそこに宿る熱い思いが今、蘇る―。

2023年7月以来の團十郎を楽しみに出掛けた。これまで本ブログで忠臣蔵関連は映画「身代わり忠臣蔵」和菓子「切腹最中」落語「忠臣ぐらっ」歌舞伎「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」映画「四十七人の刺客」歌舞伎「仮名手本忠臣蔵・大石最後の一日」歌舞伎「仮名手本忠臣蔵・山科閑居」歌舞伎「盟三五大切(忠臣蔵外伝)」歌舞伎「元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿」と数多く登場する程、説明無用の人気の演目である。四役早替り宙乗り相勤め申し候との通り、團十郎が四役を何度も何度も演じ分けるのだが、まるでマジックを観ているような驚きの早替えで、お約束の宙乗りまで堪能させてくれる。雪での大立ち回りで終演後に前列の観客は雪(紙)まみれ(上画像左下)になるほどで男性でも惚れ惚れする程の艶っぽさも加わりエンターテイナーぶりはやはりレベル違いの面白さであった。

さらにぼたん姉弟の幻想的な舞は実に素晴らしかった。

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