北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

ニューギニア島アルファック・トリバネチョウ採集記  その壱

2016-04-15 12:58:02 | 採集記・旅行・写真
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ニューギニア島アルファック・トリバネチョウ採集記
~西パプア(旧:西イリアン)・トリバネ事情~

       その壱
               中川忠則


         Ornithoptera paradisea chrysanthenum   ゴクラクトリバネアゲハ

・ はじめに
蝶の愛好家にとって、トリバネチョウは憧れの的である。
 
日本人で最初にアルファック山塊を探検し、ロスチャイルドトリバネアゲハの再
発見(1974年)やジャノメチョウの新種発見など、多くの足跡を残した西澤孝氏の
紀行文(日本鱗翅学会会報「やどりがNo,101・102号(1980年)」)を拝読した筆者
は、何時の日かこの地を訪れ、トリバネチョウに出会うことを夢見ていた。

しかし、かつて高嶺の花であったトリバネチョウも、何時しか大量に流通し、多
くの愛好家の標本箱に収まった。

ズラリと並んだ標本は、今では自慢の品ではなく
なったようだ。とは言え、自然状態の姿を見に行くとなると別である。

ニューギニアの地は遙かに遠く、治安や感染症など多くの不安要素から、なかなか容易ではな
い。

筆者は、去る2014年10月11日から19日までの9日間、「月刊むし社」
企画の「西イリアンツアー」に参加したので報告する。


            この項、続く。




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オオイチモンジ採集者たちにエキノコックス発症の恐れ

2016-04-11 21:53:26 | オオイチモンジ
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オオイチモンジ採集者たちにエキノコックス発症の恐れ

2015-7-11  (土) 快晴  32℃

夢中でキツネ糞に吸汁中のオオイチモンジに、そーっと近づき、そっと手づかみ。

しばらくは暴れ気味でジンジンとオオイチの筋肉の動きが指に伝わってくる。

30秒もするとややおとなしくなり、そっと手にのせるとそのまま手乗りオオイチモンジになった。














すばやくパシャパシャと撮影するうちに、たちまち正気にもどったようで、ぱっと飛び立って森の中へと消えてしまった。





橋のたもとでもう一頭のオオイチ♂をネットイン。


これを手持ち写真にしようとしたが、この個体はとても元気がよくていつまでも暴れるばかりで、一瞬の隙をついて飛び去ってしまった。





逃げてしまった。

生きた状態でのオオイチ手のひら写真はまだまだ開眼していない。

前述のごとくキツネの糞にきているオオイチモンジを指でさわることはエキノコックス感染の危険が大きく、私はオオイチモンジ採集のあとは必ずしっかりと手洗いをすることを習慣にしています。

キツネのエキノコックス感染状態を改善しようと駆虫剤入りのエサをキツネに与える試みをしているところもあると聞きますが、色々問題もあり、そううまくはいかないのではないかと思います。

北海道でキツネを見ればエキノコックスを持っているとして対処するのが当面のところ無難と思われます。

エキノコックス症が発症するのは、一般的に感染から10-20年後以降とされています。

今から20年後くらい経ってから、かってオオイチモンジ採集を行っていた蝶愛好家たちに次々とエキノコックス発症 といった新聞記事が出ないよう祈りたいものです。



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富良野市麓郷のフクジュソウ満開。

2016-04-09 13:37:57 | ウラゴマダラシジミ
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2013-4-10 (水)   曇り 暖かい

富良野市麓郷のフクジュソウ満開。

庭の雪は全部解け、フクジュソウが満開。

この花は以前に富良野市麓郷へカワマス探しに出かけたときにいたるところに咲いていたのを数株掘ってきて我が家の庭に移植したものです。

花びらがガク片より長いのでキタミフクジュソウではなく、フクジュソウです。












オホーツクの北見市界隈にはよく似た別種キタミフクジュソウが、やや遅れて咲きます。

フクジュソウが盛りを過ぎたころ、キタミフクジュソウが咲きはじめ、そしてエゾヒメギフが羽化するころには満開になります。




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フクジュソウの若芽、五月人形、鯉のぼり、ヒメギフ速報

2016-04-08 12:50:40 | エゾヒメギフチョウ
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フクジュソウの若芽、五月人形、鯉のぼり、ヒメギフ速報。

2013-3-29  (金)  晴れ

かなり庭の雪が消えてきて、地面が見えてきたところに早春の花フクジュソウが、かわいい花芽を出している。





晴れた朝、日当たりの良い一角、まだ残っている雪の合間に、フクジュソウの花芽をみつけると早春の訪れを実感できてワクワクしてくる。







長男君、彼のために飾られた五月人形に興味しんしん、いじりたがる。


そのうち、彼に人形が壊されるかもしれないが、まあいいでしょう。


最近は町中では鯉のぼり用の高いポールは無理なのでこんな簡易鯉のぼりが流行っています。






2016年度 エゾヒメギフ(速報)            北海道ヒメギフ予想担当 島谷光二

  4月2日(土)現在 初採集の報告は届いていません。

  温度管理の不手際で、自宅のヒメギフやギフが羽化を始めています。
  4月2日(土)、北海道のヒメギフの最速採集日の記録を更新しようと、厚田の
安瀬(やそすけ)、濃昼、竜神橋山道、送毛などを3時間かけて回りました。
 残念ですがヌルでした。風が強く、日も弱く、風のないところで10℃が最高気
温でした。
 
 安瀬・濃昼・送毛とも、残雪も少なく、南側の斜面にはギョウジャニンニクもすで
に芽吹いていました。天気が良ければ、あと1週間くらいでの発生か?2015年
は4月4日神居古潭で♂1を倉谷さんが採集しています。
 送毛のカタクリの咲いている斜面はシカの食害で、フキノトウを
含め芽吹いた植物の根元しかない状態です。






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庭に早春の蝶、初見。

2016-04-06 07:19:59 | モンシロチョウ
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庭に早春の蝶、初見。

2013-4-12 (金)  晴れ

北見市では家々の庭も積雪ゼロ状態になり、春の息吹があちこちに見られます。

この日、なんとなく庭を見ていると、蝶屋の第六感的な本能というか、あっ何か蝶がいるという確実な気配を感じました。

しかし、こんな雪解け直後の殺風景な庭に一体どんな蝶がいるのだろう。

さらに目をこらしてよくよく見るといました。

さて、この写真には一体どんな蝶が写っているのでしょうか。




早春、真っ先に咲く福寿草は開花からはや10日ほどは経過して茎や葉が茂ってきましたがけっこう花期は長いようです。 





初夏に真っ白い清楚な花をびっしりとつけるタイワンコケモモの真っ赤な実が雪解けの庭に鮮やかです。滅多に見ない植物ですが油断すると庭中に這うように広がってゆきます。


なんとこの植物が東京都庁の前庭にびっしりと植え込まれているのを発見してびっくりしたことがあります。



クロッカスの一番花が咲き始めました。




さて、その蝶は見つかったでしょうか。

おわかりのとおり、真っ白いモンシロチョウの春型♂でした。

我が家の庭で蛹越冬したものが陽気に誘われて羽化したものです。





こうしてみると羽化したては実に美しい蝶だと思います。

外来種オオモンシロチョウとの熾烈な戦いに勝利して、北見市ではもとどおりに復活しています。

一時は在来種のモンシロチョウをほとんど駆逐したオオモンシロチョウですが、北見市ではとうとう消えてしまったかに思われます。しかし、まだどこかにしぶとく居残っているかも知れません。




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