多摩地区の桜公園が満開になっているとの情報聞いて、多くの公園を廻るため、サイクリング散歩を試みた。唐木田駅を起点に、鶴牧第二公園から奈良原公園、宝野公園を目指した。快晴の天候に恵まれて桜も満開でした。
奈良原公園から宝野公園までは、「富士見通り」という名のとおり富士山がくっきりと勇姿を見せてくれており、芝生公園と二列の桜トンネルの公園通りは、絶景である。子供連れの皆さんが、お弁当を取りながら楽しんでいた。平日でもあり、宴会を開いている姿は見られない。この公園にはそぐわないし、雰囲気が壊れそうであると感じた。
一旦、奈良原公園に引き返して、鶴牧東公園内の歩道を進むと、メタセコイヤ通りを跨いで、芝生公園が広がっていた。展望台もあり、鶴牧地区や多摩センターを360度 見渡せて景観が素晴らしい。今日は、富士山の姿が特に美しかった。
東公園から西公園に移動すると、景観は一転してみどりの広場があり、子供達がサッカーボール遊びを楽しんでいた。右方面には多摩センター駅方面が望めるが、今回は、ジグザク歩道を下り、川井家の枝垂桜を目指す。歩道の両側には、まだ若いが桜が満開で枝垂桜を眼下に見やりながら、下りて行く。
右サイドには、竹やぶが広がっているが色合いのバランスがいい。まもなく枝垂桜に到達するが、小さな棚田の先に見える枝垂桜は、見事な枝ぶりである。川井家の私有地の中にあるが、多摩市の天然記念物に指定されている。
ここで小田急唐木田駅まで戻り、駅前のマクドナルドでのお昼休みを挟んで、ゴルフ場側の「からきだ道」へ向かう。バイクを降りて散歩道を散策し、まもなく百本しだれ桜に到達した。
まだ若い木であるが、花つきはよく満開に近い。道路に面した展望用の椅子には、子供連れのお年寄りがおられて日向ぼっこされていた。その先は、八王子市との市境で右手に下り坂を下ると、眺めのよい芝生公園が眼下に広がっている。「別所公園」である。ここは、高層団地と戸建て住宅とのバランスが良く絶好のスケッチポイントであった。道なりに公園を下っていくと、小さな日枝神社があるが、赤坂日枝神社の分社だろうか?
そこから「長池公園のせせらぎ緑道」に入ると、水辺には春の花が咲いており、自然の景観がすばらしい。せせらぎの渓流を登ると視界が広がり見附橋と周りの高層マンションの造形美が実に美しかった。これも是非描きたい風景である。
見附橋の先にネーチャーセンターがあり、築池を中心に自然散策のできて里山の雰囲気が存分に楽しめる。周辺の多摩ニュータウンの造形美とのバランスもよく、楽しいポタリングの一日であった。