神楽坂でのふるさと福井の「越前・若狭まつり」を堪能してから、早稲田大学キャンパスから都電荒川線の沿線をぶらりとジョギングして見たい誘惑に駆られて、早稲田通りを早稲田キャンパスへと向かった。
早稲田大学戸山キャンパスから大隈講堂へ向かう途中、新宿のパワースポットと言われる「穴八幡宮」に立ち寄って参拝したが、歴代の将軍が参拝した経緯があるそうで、境内には、文化財である布袋像や流鏑馬の像があり、厳粛な雰囲気が漂っていました。
折から七五三のお祝いにお参りする家族連れの姿が多く見られ、溢れるパワーをいただいて大隈講堂へと歩を進めた。
大隈講堂では、早稲田のシンボルである時計タワーが光り輝いていたが、多くのバスツアーで訪れている高校生の姿が見られて大変な賑わいでした。
大隈庭園を一回りして都電早稲田駅に向かったが、園内には、おおくの創立100年記念のモニュメントがあり、大隈通りも早稲田カラーが満ちていた。
早稲田駅から神田川沿いのプロムナードをしばらく走り高戸橋から明治通りへ出て、都電と行き交いながら学習院下を経て千登世橋へ来ると、都電は明治通りから専用路線へと離れて行く・・・
鬼子母神堂へ立ち寄ってみたが、ここでも七五三参りの参拝客で賑わっており、鬼子母神は子育ての神だそうで、凛々しく家族とカメラに収まっている光景が境内のあちこちで見られていた。
雑司ヶ谷駅を出る頃から、都電はまた専用路線へと離れ、大塚辺りでは狭い路地に迷い込み地図を片手にようやく大塚駅へ到着していた。
大塚駅近くの天祖神社に立ち寄ると、こちらは天照大御神を御祭神とする600年以上の由緒ある神社だそうで、立派なご神木の夫婦イチョウが生茂っていた。
大塚駅では、いろいろな車種の都電が行き交って想像以上に多くの乗降客の姿が見られており、確実に都民の足になっている様子でした。
さらに巣鴨エリアに入り庚申塚駅近くの庚申塔である「猿田彦大神庚申堂」に着き、参拝してみると、境内入口の庚申塔は、 「見ザル聞かザル言わザル」の三猿が彫られた石像がありました。
さらに都電を追いかけながら飛鳥山に着き、飛鳥山公園内では、都電6080車体や機関車D51系が展示されていて、子ども達が車内に入って楽しんでいました。
王子駅前では、上り下りのいろいろな車種が行き交っており、しばし、眺めていたが、今年開通100周年を迎えた都電の懐かしい想い出が蘇っていた。
以前上京したころは、晴海通りを走る都電に乗り、週末には銀座から月島へと利用していたが、その車窓風景などを想いながら、念願の都電と共に走り沿線の光景を楽しんだ一日となった。