神戸マラソンの後、ふくらはぎ痛がようやく癒えて久し振りのジョギングで、引地川親水公園から丸山谷戸方面へ出かけてみた。
引地川へと向かうと遊水地では、ススキの群生地として有名となっているが、晩秋を迎えて花穂も散り始めて朝日を受けた白い穂がキラキラと輝いて秋風に揺れており、季節感を感じていた。
遊水地のススキは2M近く延びて土手の緑とのコントラストが美しく秋の景色が拡がっていたが、丁度刈り込みが始まっており、今の時期に刈り込みが行われるとは知りませんでした。
親水公園の湿性地に入ると、こちらでもガマの群生が見られたが、穂綿が飛び散って周りの芝生の上には、あちこちに塊となっており晩秋の彩りを見せていました。
その先の大庭神社の百段坂を駆け上がり参拝してから、引地川遊歩道へ戻ると、この日も約30羽のカモ達が仲良く羽を休めていたが、訪れる度にその数が増えているようだ。
さらに聖ケ谷の古道へと歩を進め、木漏れ日の射しこむ小道を走り、沿道の伏見稲荷に参拝してから善行へ通ずる階段を上って、石川権現庭へと向かった。
権現堂に通じる権現堂の森に入ると、引地川緑地保全地域に指定されており、昼なお暗き自然林が残されており、台風の影響だろうか倒木が農道を塞ぐようになっており、訪れる人もない静けさが漂っていました。
農道を抜けて善行エリアに出てから山王神社へと立ち寄り参拝して引地川へと戻ったが、この辺の石川・丸山谷戸は、藤沢景観ベストテンにも選ばれており、自然豊かな谷戸として休日には多くのウオーキング・グループが訪れるメッカともなっているようだ。
引地川に戻り横浜水道の水道橋には、秋空に映える稲孫(ひこばえ)の緑が美しく、晩秋の香りが一杯漂っていました。
また、遊歩道の脇には、皇帝ダリアが咲き誇っており、雲ひとつない秋晴れの舞台で振舞うモデルのように秋風に揺れていたが、君臨する女王のように美しい姿を見せていました。
久し振りの約2時間のジョギングだったが、森の匂いや水辺の彩りを見ながら晩秋の香りを感じて四季の移ろいを満喫していた。