神戸マラソンを走った翌日、阪神・淡路大震災後の復興なった神戸を見たく、朝からジョグ&ウオークで回ってきました。
三ノ宮から前日のスタート地点のフラワーロード、旧居留地のレトロな洋館が並ぶ美しい街並みを眺めながら、神戸港メリケンパークへと向かうと、快晴の空は澄み渡った青空が拡がり、シンボルであるポートタワーや海洋博物館が朝陽を浴びて美しく映え渡っていた。
真っ先に、ポートタワーの展望台へと上がると、神戸市街地から六甲山系、六甲アイランド、ポートアイランド、大阪湾、川崎重工ドックなど360度の展望が拡がり、素晴らしい光景に見入っていた。
メリケンパークに降りて広い園内を散策してみると、海洋博物館の素晴らしい外観が目を引いていたが、白い帆船と波をイメージしているという幾何学的なデザインが赤いポートタワーと調和して何とも美しい風景でした。
パーク内には、いろいろなモニュメントがありますが、「カイエンタイ」と名のついた白い石像があり、説明版によると神戸には勝海舟などが創った「神戸海援隊」が存在していたそうです。
また、あのコロンブスが乗船してジバングへ航海したという「サンタ・マリア号」の復元船が園内に展示されていましたが、意外と小さい船でありこんな小船なのにビックリでした。
朝早かったせいか公園内には、人影も少なかったが、ここにもジョガーが潮風を受けてジョギングを楽しんでいたが、横浜の新港パークと全く同じ雰囲気があり、錯覚を覚える程でした。
パークを一回りして北野異人館街へとジョグで移動してみると、神戸の最大の観光スポット故に、高校生グループやツアー客で狭い散策路は、一杯になるほど混み合っていた。
「萌黄の館」からスタートし、「風見鶏の館」、「うろこの家・うろこの美術館」と急坂を上り降りしながら巡ったが、萌黄色の張り出し窓などのデザインは、独特のものでスケッチスポットとしても魅力ある館で、筆を走らせていた画家の姿も見られていた。
また、風見鶏の館の色鮮やかなレンガ色の外壁も美しく、異人館街のシンボル的存在として重厚な雰囲気があり、尖塔の上の風見鶏が魔よけの役割を持っているそうです。
「うろこの家・美術館」では、うろこのようなスレートの独特の外観が秋の陽を受けて輝いており、異色の景観はこれまたスケッチポイントとして、堪らないものでした。
さらに山手八番館や外国人倶楽部などを巡り、ガンダーラやタイの珍しい仏像や美術品など拝観していたが、最後は後ろ髪を引かれて時間に追われ、駆け脚で他の洋館などを回り次の目的地の大阪城へと向かった。