冬から春への節目となる節分のこの日、各地で節分恒例の豆まきが行われているが、鎌倉建長寺(半蔵坊)の節分祭に行ってきました。
仏殿では、素晴らしい天井画が描かれた中に地蔵菩薩像が安置されており、荘厳な雰囲気が漂っていました。天井画はかなり古くよく見えませんが、芝増上寺にあったお江の霊屋を移築したものだそうです。
その後、半蔵坊へと向かう途中、「河村瑞賢遺跡」に立ち寄ってみました。
殆ど訪れる人もない正統院の奥山にありますが、苔生す石畳の階段を進むと、河村瑞賢の井戸や墓が残されていますが、由来の説明は読み取れませんでした。
遺跡の横道の山道を経てしばらくで鎌倉の霊地の奥ノ院の半蔵坊へと続く路でした。
半蔵坊本殿前では、大小の多くの烏天狗が並び独特の雰囲気が感じられます。この日は、残念ながら展望台からは富士山は霞みに包まれていました。
方丈(龍王殿)の唐門では、3年前に修理を終えて見違えるように光り輝いています。
扉の模様や飾り金具が実に華やかな輝きですね・・・
豆まきの前には仏殿の横で、江戸浅草の伝統芸の「江戸芸かっぽれ~」が奉納されて、「カッポレ~カッポレ~」 と威勢のいい掛け声と踊りで、江戸の粋な芸が観客から大人気でした。
法堂横で行われた豆まきでは、ミス鎌倉や年男・年女約60名がひな壇に並び大僧正の「フクは内~」 の掛け声で始まったが、福豆を手に入れようと正に喧嘩腰の争奪戦となっていましたね。
集まった客は、どれほどだったでしょうか?約1000人を超えていたように見えましたが、豆まきが終わると、福豆をゲットした人 取れなかった人など、悲喜こもごもで引き揚げていました。
私は、場所も良かったようで、期待以上にキャッチしたり拾ったりで、福豆に菓子袋などしっかりとゲットしました。その中には2個のラッキー福豆があり、福袋のカレンダーをいただきました(笑)
この後、午後に行われる鶴岡八幡宮の節分祭へと多くの参拝客の波に乗って八幡宮へと向かいました 【続】