先日の大雪により走りたい走れない日々が続いていたので、残雪が残る寒い朝でしたが、青梅マラソンまであと3日となり、調整も出来ていない不満足な老体に鞭入れて、里山方面へ調整ランに出かけてきました。
ライフタウンから慶応大学湘南キャンパスへと向かうが、想像以上に北風強く行く手を阻まれていたので、大学手前の小出川大黒橋から小出川土手に出て、田園風景を眺めながら寒川方面へと走る。
残雪が多い田園風景の先には、大山・丹沢連峰が連なりその左手には富士山を望む絶景ポイントで、滅多に見られない風景の筈でしたが、残念ながらこの日は富士山の裾野が僅かに伺いできる程度でした。
茅ヶ崎里山公園の谷の村入口から葦の原っぱなど谷戸の自然風景を楽しみながらのんびりとジョグっていると、まもなく樹林の中に、珍しい地層が残っています。
約6万年まえの箱根火山の噴火により大量の軽石が降り、火砕流が流れた後だそうです。
現在も富士山の噴火が取りざたされていますが、現実的な話ですね・・・
さらにその先には、カワセミなど野鳥の多く宿ると言われる芹沢の池に到着。
この日は、カルガモの群れが静かに水面に泳いでいましたが、他には鳥の姿も声もなし・・・やはり季節を選ぶのでしょうね~
芹沢の池から一寸峠へ抜ける樹林の入口には、古い道祖神が鎮座しており、この柳谷の谷戸の歴史が読み取れそうですね。
階段が続く「みこし道」を駆け上がり樹林を抜けると、「一寸峠」に到着・・・腰掛神社の神輿がお祭りの時に通った道として名づけられており、峠も一足で跨げられる故に「ひとあし峠」と名付けられているそうですね。
一寸峠から子供の村の芝生広場へ出ると、しっかりと残雪が積もっており人影もありませんでした。あちこちには、溶けた雪だるまの残骸やカマクラが残っていますが、多くの子ども達が楽しんでいたのでしょうね~(*^_^*)
山頂の村の富士見ポイントである湘南の丘に立つと、雪を被った大山や丹沢連峰は美しく望めましたが、富士山の姿は重い雲に隠されていました。
芝生広場を一回りして公園を後にしたが、近くの沿道には白梅が見事に開花しており、仄かな春の香りを漂わせていました。
この週末は、またもや関東地方は雪の予報が出ており、全く調整が不完全ながらこれ以上の無理な調整を諦めて、久しぶりの青梅マラソン本番へ臨む決意をしました。