猛暑の夏も過ぎて涼味を感じる陽気となり、ランニングシーズンを迎えたようで、この夏は余りの暑さのため熱中症の心配もあり、走りたいが走れない日々が続いて走り込み目標距離の74%と不満足のシーズンでした。
ランニングブームと言われて久しいが、ランニング・ジョギング人口も1000万人を超えたそうで、マイコースの湘南海岸などを走っていると、朝晩に行き交うジョガーが大変多くなっているのを実感している。
ランニング愛好者が増えるのは、健康志向の中でロートルランナーとしては大歓迎ですが、昨今困っているのが、人気マラソン大会に参加申し込みしても余りに競争率が高くなり、走りたい大会に抽選に外れて参加出来ない状況で、昨年は希望したフルマラソンに全て外れてマラソン難民となっていた。
期待している「東京マラソン2015」には、プレミアム申込み枠ではすでに外れてしまい、一般枠に期待しているが、昨日締め切られて今回の申込者は、304,7825人の10.7倍と過去最高倍率になったようです
来年、ハーフからフルマラソンへ変わる第1回を迎える地元の「横浜マラソン2015」も先週締め切られていたが、一般枠では、申込者 66,831人で倍率3.4倍、地元優先枠では、30,909人で倍率が何と10.3倍となり、神奈川県民ランナーにとっては実に悲しい結果となっていたようです。
この秋には、湘南マラソン・富士山マラソン・大阪マラソン・神戸マラソン・奈良マラソン・つくばマラソンとビックマラソンが続くが、何れも15,000人~28,000人の大規模フルマラソンですが、先着申込みと抽選によるものと、同時期にどこに申し込むか頭を悩まされスタートラインにたどり着くには、走るより難しい険しい難関があります。
フルマラソン・ブームも東京マラソンから火がついて、フルマラソン完走者は、昨年には286万人だそうで、フルを走るランナーの激増に改めて驚いている。
一方、大会が増えたことにより、大会の取捨選択が行われており、大会の魅力や便利さ、コースの難易度などで人気が高いもの低下するものと弱肉強食が進み参加者が減少している大会も少なくないようだ。
特に、今年我々ランナーから見て話題になっているのは参加費の額で、東京・大阪・神戸が10,000円、富士山マラソンが9,500円、つくばマラソンが6,000円とほぼ順当であるが、湘南マラソン12,000円、横浜マラソン15,000円と大会によって大きな差がでていることである。
大会運営費用には、主催地のコース事情などにより、大きな差が出ることは当然であるが、収入が参加費、主催自治体公金、事業者などの大会協賛金が充分でなく運営に大変な苦労があると聞く。
東京マラソンには、これまで4回走っているがコースも雰囲気も最高の大会で、ランナーと沿道観客とボランテイアなど主催者とがひとつになってテレビでLIVE放送される特別の大会であるが、他の大会では経済効果や地域事情などは比較できない状況であるようだ。
ランナーにとっては、ともかく目指す大会のスタートラインに立ち、自己新での完走を目指して走り抜いて、あのゴールラインを越えた時の感動は忘れられない。
東京や大阪も幸いにしてこれまで完走メダルを獲得してきたが、あの夢をもう一度味わいたいと、抽選結果を待ち焦がれています。