芸術の秋を迎えて各地でアート展が開催されています。
2014年からスタートした「東アジア文化都市」として横浜・泉州・光州の3都市が決定し、日中韓で新たに芸術文化イベントを開催し、東アジア地区の相互理解と連帯感を形成する事業を展開する一環として、日本・中国・韓国の砂像アーテイストによる横浜桜木町で「ヨコハマ砂の彫刻展」が行われています。
会場は、韓国ゾーン、中国ゾーン、日本ゾーン、ゲートエリアの4エリアに分かれて、3か国の世界遺産や歴史的建造物などを砂像で創り上げた大作が展示されていました。
韓国ゾーンでは、「世宗大王とハングルの始まり」のテーマで、14世紀4代目の世宗大王が民衆へ目を向けた文化の息吹と国を象徴する建物を表現しています。(説明案内より)
朝鮮通宝や日時計、シンボル遺産が大王を囲んでいます。
中国ゾーンでは、「万里の長城と秦の始皇帝」のテーマで、紀元前に君臨した秦の始皇帝が行った長い歴史の礎となる帝国作りを数々の著名建造物と共に表現しています。(説明案内より)
万里の長城は、その現地に居るような錯覚すら覚えましたね~
始皇帝を支えた内閣?でしょうか?一人一人の人相が実に繊細に描かれており、制作過程を見たくなるほどでした。
日本ゾーンでは、「ペリー来航と開国」をテーマに、19世紀に来たペリー来航に始まる急激な異文化の流入とその受容によって変わる暮らしと変わらずに心に根付いている自然が表現されています(説明案内より)
世界遺産に登録された富士山をバックに黒船が浮かび、様変わりしたものとの混在で歴史的ロマンを表しているそうです。
ペリー一行も富士山を仰ぎ見てその美しさに感銘を受けているようですね
ゲートエリアには、龍と鳳凰が向かい合って現在の横浜のランドマークやコスモワールド、横浜スタジアムなどの街並みと合わせたコンビネーションが創られています。
龍は繁栄のシンボルとも言われる想像上の生物ですが、龍の顔の表情も実にリアルですね・・・・日本の神社には必ず出没していますが、これだけの巨大な龍は初めてでした
鳳凰も中国の伝説上の生物で、神輿には必ず飾られていますが、これほど巨大な鳳凰も凄いですね~
ゲートエリアの前には、「ミニ鳥取砂丘」のゾーンがあり、鳥取砂丘の砂を敷き詰めた大きな砂場で砂の彫刻作りを体験するコーナーとなっていました。
彫刻に使われた砂は、鳥取砂丘から約1300Tonを運んできたそうで、横浜の水を使ってピラミットのように大きく積み重ねてから、スコップやコテなどで約2週間かかって制作したそうです。
準備段階では、砂利やゴミが混じらないように約1ヶ月かけてふるい分けたそうで、