藤沢宿場まつりで遊行寺周辺の宿場の面影を残す史跡をぶらりと歩いてみました。
藤沢宿の旧東海道や江ノ島道、遊行通りには、ゆかりの神社仏閣や史跡、蔵・町家が今も数多く残されており、見どころ一杯です。
中でも通りに面したところに在るトランスボックスには、藤沢を描いた浮世絵が格子模様の枠でラッピングで貼られており思わず立ち止まって観ていました。
遊行寺橋の前の「ふちさハ 遊行寺」(左)と「藤沢橋&第一鳥居」(右)の画です。
藤沢宿にある代表的な蔵の「桔梗屋店蔵」で、今も紙問屋さんとして営業されており、母屋とともに国の有形文化財になっています。
いつの日か描いてみたいスケッチポイントです。
遊行通りには、昭和初期に建て替えられた「蔵まえギャラリー」があり、蔵を改造したギャラリーでは藤沢宿の歴史を伝える写真展が開催されています。
その先の庚申堂には、木造正面金剛像の本尊が安置されていますが、60年に一度庚申の年にご開帳だそうです。
管理人の方に案内されて境内に入ると、多くの庚申塔など石像が並び、中でも青面金剛像の二体は寛文13年のもので、三猿や六臂二眼など大変貴重な庚申塔ですね。
遊行通りから境川を渡り御幣山への石段を上ると、藤沢最古の藤稲荷大明神があり、ハイキングコースにも組み込まれているようですが、訪問者は稀ですね~
旧東海道を戻り常光寺へ立ち寄ると、こちらには1600年代の庚申塔2基が置かれています。
常光寺の裏山には、知る人ぞ知る「弁慶塚」があり、武蔵坊弁慶の首塚だそうです。
塚の周りにも多くの庚申塔が並んでいました。
永勝寺には、宿場の旅籠屋で給仕をしていた「飯盛女」のお墓が、39基建てられており、当時は旅籠が49軒あったそうで、中でも飯盛女の旅籠は繁盛していたそうです。(案内板より)
永勝寺から近くの義経首洗いの井戸へ・・・自刃した義経の首実検のあと藤沢に流れついた首を洗い清められた井戸と伝わる井戸が、白旗神社近くのマンションの裏にあり、多くの参拝客が立ち寄っていました。