梅雨の晴れ間となり、日比谷公園から虎ノ門界隈をブラ散歩してきました。
日比谷公園では、開園して110年以上の歴史ある公園で、都会のオアシスとして人気の公園ですが、今年はお昼前でも人影は殆ど見られませんでした。
有楽門から公園に入ると、日比谷茶廊前のペリカン噴水の周りの洋風花壇では、夏の花が満開で画になる光景が見られます。
公園の一角には、ローマの牝狼の乳を呑んで成長してローマ建国の大業を果たしたという伝説の「ルーパロマーナ」(ローマ牝狼)像が残されています。
日比谷公園のシンボルである大噴水広場にも人影も見られず静かな雰囲気でした。
松本楼の前にある「首賭けイチョウ」と呼ばれる大木のイチョウは、樹齢400年近い大木で、日比谷交差点から移設した際に公園の設計者が自らの首を賭けて移設されたそうで、秋には黄葉の美形が見られる名木です。
雲形池の周りも緑一色に染まり、鶴の噴水が吹き上げる水のしぶきを見ながら憩いのスポットでした。
霞門近くの花壇では、白ユリが満開となってユリの小径となっています。
日比谷公園から桜田門へ向かい、法務省旧本館を望みながら霞が関へと向かいました。旧本館の赤レンガ棟はネオバロック様式の歴史的建築で描いてみたい素晴らしいモチーフですが、スケッチできる環境ではなく写真を撮ってきました。
旧本館があるこの敷地は、米沢藩上杉家江戸藩邸があったところで、本館前に碑が建てられています。
霞が関通りを虎ノ門方に向かうと、虎ノ門交差点では狛犬ならぬ狛虎にチェックされていました(笑)
虎ノ門界隈は、虎ノ門ヒルズ森タワーなど高層ビルが次々と立てられて街の景観はすっかりイメージが変わっていました。
森タワーは、高さ247mの高層ビルで新しい東京のランドマークタワーとなっていますね~
一階のオーパル広場には、素晴らしいアートオブジェも見られます。
ヒルズタワーを後にして新虎通りを経て新橋駅へ向かいます。
新虎通りは、東京オリンピックに向けて新しく出来た通りで、東京のシンボルストリートになっていますが、広い歩道には、シマトネリコの街路樹が育ち、魅力あふれる散歩道でした。
途中、新橋の鎮守様と言われる「烏森神社」に立ち寄って参拝してきました。
春には、新橋界隈が賑わう祭りでも有名ですが、この日は参道付近も静かな雰囲気でした。
新橋駅のSL広場では、「鉄道発祥の地」として懐かしいSL機関車が鎮座し、約150年の歴史を感じられます。
東京の新旧の景観を楽しめた歴史散歩でした。