臨時休館中だった藤沢浮世絵館の浮世絵展が開館されて、新しい展示会「御上洛東海道と幕末の浮世絵(前編)」を見てきました。
今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで65点の名品が展示されています。
「東海道五十三次コーナー」では、「御上洛東海道編」として東海道日本橋から鞠子まで各宿場の歌川国貞や河鍋暁齊などの作品19点が展示されていました。
大名行列が描かれた日本橋の作品です。
横浜権田坂を上る旅人の姿が描かれた「東海道・権太坂」
藤沢遊行寺の前を通る大名行列が描かれた「東海道 ふじさは遊行寺」
大名行列が平塚馬入の渡しを渡る「東海道 平塚」
大磯にゆかりの虎御前と大名行列が描かれた「東海道 大磯」
三島宿の三島大社と飯盛女が描かれた「東海道 三島」
「藤沢宿コーナー」では、江の島や七里ガ浜、藤沢など「藤沢宿と江の島の美人画」が11点見られました。
「江島コーナー」では、江の島美人や弁天娘など「明治の江の島を描いた浮世絵と石版画」が10点展示されていました。
富士山や江の島、七里ガ浜の湘南海岸の光景が描かれています。
「企画展示コーナー」では、東海道を日本橋から京とへ向かう徳川家茂の上洛を描いた「御上洛東海道と幕末の浮世絵」の25点が展示されていました。
菅笠を被った女性が馬に乗って鎌倉七里ガ浜の浜辺を進む風景の「鎌倉七里ガ浜の風景」
他にも東海道 藤枝から草津までの東海道之上洛光景が描かれた作品が見られました。
現代の画とは異なる浮世絵の素晴らしさに幕末当時の時代の息吹を感じ、旅人気分になっていました。