藤沢市民まつりの3日目は、遊行寺境内の本堂前の広場の大銀杏周辺で、日本伝統文化をテーマにした体験コーナーや和太鼓演奏、屋台村、骨董市、謎解きイベントなどが行われ、大変な盛り上がりとなっていました。
本堂前のステージでは、地元の太鼓保存会の勇壮な祭りを祝う演奏で境内に音が響き渡っていました。
屋台村では、多くの食べ物や焼き物点が並び、家族連れなどで久しぶりの賑わいとなっていました。
骨董市では、毎月開催される伝統のイベントですが、商店では見られない奉納された珍しい品が多く展示されていました。
他にも、和服や甲冑衣装を体験するコーナーや輪投げ、こま回しを体験するコーナーも設置されて、子ども達の人気コーナーとなっていました。
宝物館前には、旧東海道の江の島道の入口にあった江島神社の一の鳥居の「沓石」が、保存されていて、市の重要文化財に指定されています。
遊行寺の象徴的存在の「中雀門」は、現在も勅使門となっていますが、向唐門造りの門で、唐破風や鬼瓦には、菊の御紋と木彫り彫刻が施され、境内最古の建築となっており、重要文化財に指定された景観が見られます。
放生池では、珍しい錦鯉が多く泳ぎ回っています。
本堂の裏には、遊行寺の歴代上人の御廟所があり、中央の開山塔を挟んで左右に歴代の上人の墓塔の宝篋印塔が並び、壮観な雰囲気となっています。
歴代上人御廟所横の「宇賀神社」には、徳川家の祖である有親の守り本尊である宇賀弁財天像が祀られており、開運・金運のスポットとなっており、社殿の裏には、銭洗弁天様が以前には裏山からの小滝に打たれていましたが、席を移動されていて琵琶を弾き、その横には、銭洗い所が設けられていました。
本堂の東側の地蔵堂横には、由来は不明ですが、酒井忠重五輪塔と酒井忠重逆修六地蔵など多くの石地蔵が設置されています。
更に本堂脇の奥には、塔頭の「長生院」があり、浄瑠璃で話題の小栗判官と照手姫のゆかりのお寺で判官や照手姫、家臣などの墓所となっています。
長正院の裏にある、「小栗判官と十勇士のお墓」
「照手姫のお墓」
池の中に立つ石地蔵
照手姫の厄除地蔵尊
遊行寺境内の祭りの雰囲気を堪能して、別の会場の藤沢宿の旧桔梗屋会場へ向かいました【続く】