遊行寺で行われた市民まつりを見て境内を散策の後、近くの旧東海道沿いの旧桔梗屋で開催されていたマルシェや日本舞踊を見てきました。
旧桔梗屋は、藤沢宿で茶や紙問屋だった代表的な建築で、藤沢市の色々なイベントを開催されていて、今回もマルシェや日本舞踊が行われ、市の伝統文化事業の会場として賑わっていました。
店蔵では、市内の農家による地産の農産物が多く販売されていて、秋の特産品野菜を選び競い合っていました
主屋のお座敷では、多くの踊り子さんが代わる代わる優しい表情で扇子を回しながら踊られて、観客とのふれ合いの場となって、感動していました。
旧桔梗屋の建築は、文庫蔵と店蔵、主屋は、江戸時代の名建築で、白壁の「文庫蔵」や黒漆器塗の外壁や観音開き窓の「店蔵」、梁間・奥座敷・仏間のある木造2階建ての「主屋」が、当時のままの景観が保存されて、藤沢宿を代表する建築として、国の有形文化財に登録されていて、江戸の風情を感じる景観が見られました。
主屋の庭側の観音開窓
店蔵の軒の鬼瓦には、桔梗屋の屋号が記されています。
桔梗屋の近くの「内田商店」も江戸時代には指物商だった切妻造りの建築で、桔梗屋と共に、旧東海道に面する藤沢宿の代表する建築として当時の面影を残す景観が見られます。
市民祭りの賑わいと藤沢宿の代表的な建築の景観に感動して、この後、藤沢宿の名スポットを巡っていました【続く】