港区の白金台のゆかしの杜にある港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院)を見学してきました。
郷土歴史館は、昭和13年に建築された旧公衆衛生院を改修して4年前にオープンされたレトロ建築で、館内には歴史的に貴重な外観や内部の講堂などを自由に見学出来、色々な港区の歴史や文化を学べる施設となっていました。
創建された時は、国民の保健衛生に関する調査研究や公衆衛生の普及活動が行われた国立の公衆衛生院でしたが、4年前に衛生院は埼玉県に移設されて現在は港区歴史館として生まれ変わったそうです。
建物は、東京大学本郷キャンパスに似たデザインで、鉄骨・鉄筋コンクリート造、スクラッチタイルで覆われた内田ゴシックと呼ばれる特徴的な外観が保存されています。
エントランスの「中央ホール」は、建設当時の姿がそのまま保存されており、二層吹き抜けと左右に階段が分かれる空間や床や壁に石材が使われている特徴的なデザインとなっています。
衛生院当時の面影が保存されているケア支援施設
4階のオープンテラスでは、夕陽が沈む富士山やスクラッチタイルで覆われた外観が見られました。
子ども部屋では、大きなプラレールが設置されて新幹線やメトロ列車などが走り回り、子供たちの人気スポットとなっていました。
二階の中央ホールには、タイルが張られたクラシカルなデザインも見られます。
旧図書閲覧室には、当時の面影が保存されたコミュニケーションルームとなっており、巨大なクジラの骨格標本が飾られていました。
旧食堂も当時のままの様子が保存されていましたが、現在もCAFEとして使われていました。
短い時間でしたが、当時の歴史や文化を学べる貴重なひと時でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます