夏本番を迎えて湘南の夏の風物詩である「遊行の盆」が、3年振りに藤沢宿の遊行寺を中心に開催されました。
時宗の開祖の一遍上人が念仏を唱えながら全国各地を遊行した「踊り念仏」が盆踊りの起源の一つと言われ、藤沢の片瀬で踊った「踊り念仏」から遊行寺は盆踊りの故郷として毎年「遊行の盆」が三日間開催されていますが、コロナ過で遊行ばやしコンテストや一般者の大盆踊り大会は実施されず、一日のみの観る踊りだけで行われました。
惣門からいろは坂には、提灯が飾られて華やかな雰囲気となっていました。
境内の本堂前盆踊りステージが作られて地元の西富ばやしや伝統の踊り念仏、きやりが披露された後、例年開催されていた遊行通りの踊りに代わって、地域の8団体による流し踊りの「遊行ばやし踊り」が行われ、久しぶりに盆踊りの賑いで盛り上がっていました。
流し踊り・遊行ばやしの後は、日本三大盆踊りの「西馬音内盆踊り」、「高円寺阿波踊り」、「郡上踊り」が行われ、軽快なリズムで日本伝統の踊りが行われ観て楽しい踊りムードで湧き上がっていました。
「西馬音内盆踊り」は、約700年近い伝統の踊りで、彦三頭巾や編み笠で顔を隠しと独特の衣装の優雅な姿の踊りが披露されました。
「高円寺阿波踊り」では、今年も高円寺の朱雀連が参加されて、阿波踊り独特の軽快なテンポで女踊りと男踊りが披露されました。
「郡上踊り」も、踊る踊りとして郡上八幡の地元では大変盛り上がる伝統の踊りですが、地元のサークルの皆さんが、快適なリズムの踊りを披露されました。
日本各地でお盆休みを迎えて日本の伝統まつりの盆踊りが楽しみですが、観る踊りと共に踊る踊りを楽しみたいと願う雰囲気を堪能していました。
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