関東大震災から100年迎えて東京両国の横網公園の都慰霊堂で追悼式典の大法要が行われ、久しぶりに横網公園を訪れてきました。
会場に着いた時には、大法要式典が終了していましたが、慰霊堂で多くの一般者と共に祈祷を待っていました。
慰霊堂入口天井には、輝かしい灯籠が吊るされており、約10分で慰霊堂に入り、焼香を捧げてきました。
震災発生時刻の11時58分には、鐘楼の鐘が打ち鳴らされ、公園内の参加者と共に黙とうしていました。
園内の大きな花壇で造られた「平和を祈念する碑」では、斜面の花壇には生命を象徴する花が植栽されています。
碑内は、特別公開されていて、東京空襲で犠牲になられた方々のお名前を記録した「東京空襲犠牲者名簿」が納められていました。
慰霊堂横の庭園内の「朝鮮人犠牲者追悼碑」の前では、多くの参加者が集い、追悼式典が行われていました。
慰霊堂は、神社仏閣様式の建築でインド様式の三重塔には、震災、戦災で亡くなられた約16万体のご遺骨が安置されて、屋根には鬼瓦やハトの石彫刻が飾られて、異例の景観が見られます。
都内の小学生・児童が亡くなった「震災遭難児童弔魂碑像」が設置されています。
園内の復興記念館では、外装タイルの外観や正面柱上には怪獣像が飾られ、都の歴史的建造物となっています。
館内には、東京大空襲の歴史や関東大震災の当時の状況を伝える貴重な遺品や写真、図表が展示されていました。
大空襲で被災された都内のリアルな様子の写真
当時使用されていたタイプライターなどの遺品
当時の両国橋の親柱の装飾品
空襲時の生活様式の光景
B29の焼夷弾
関東大震災時の東海道根府川付近の崖崩れと軍隊による傷病者救済模様を描いた絵画
関東大震災の発生と被害状況を撮った写真展示では、上野公園や九段坂の様子も見られます。
現在も各地で地震が発生していますが、大震災や大空襲の被害者に思いを発して、大規模災害への備えの必要性を新たに感じていました。
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