藤澤浮世絵館で江の島にまつわる浮世絵の特別展が始まり、観てきました。
今回の展示会では、北斎や広重など絵師たちが描いた「江の島浮世絵大集合」として多くの浮世画が展示されていました。
「東海道五十三次コーナー」では、名所絵の達人である歌川広重の描いた「ようこそ江の島へ」の作品14点が展示されています。
江の島詣に向かう芸能の女性達の大行列が描かれています。
江の島の岩屋側からの構図で岩場で酒を酌み交わしたり、女性や子供たちが楽しむ当時の光景が描かれています。
江の島詣を終えた一行が砂浜を進む光景で、和服を着た御殿女中や豪華な駕籠など当時の様子が描かれた「江の島参詣の図」
江の島の砂州を背景に3人美女が揃い踏みの姿を描いた「江の島弁財天開帳詣」の作品
「藤沢宿コーナー」では、東海道五十三次を描いた屏風画「屏風と泥絵」5点の作品が見られます。
片瀬海岸から江の島を眺める光景を描いた作品ですが、富士山が江の島の左側に描かれており想像図のようです。
「江の島コーナー」では、喜多川歌麿の作品「喜多川派の江の島」5点が展示されています。
「七里ケ浜より見た江の島の画」
「企画展示コーナー」では、弁財天開帳の際に岩屋に集まって開帳時の賑やかな江の島の雰囲気を描いた作品。
江の島に遊山に来た三人の女性が踊っているような姿を描いた作品で、背景に波の形を描いた歌川久国の作品。
現代風に描かれた「七里ケ浜より江の島の遠景」の木版画の作品
古今東西江の島は、画になるモチーフとなっていたようで、時代が変わっても江の島は絵になる人気スポットとなっており、改めて江の島の人気を感じながら素晴らしい作品に感動してきました。
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