吾妻山公園で菜の花と富士山、相模湾の絶景を堪能して吾妻山から旧東海道の路傍に立つ石仏を巡ってきました。
吾妻神社から長い階段道の参道を降りた所に鎮座する「神明社」には、社殿の両側に道祖神や道録神などの石塔群が並んでいます。
梅沢口から梅沢川沿いに走り上流のふたみ記念館近くに、舟型双体像や舟形の双体像や首無し地蔵、五輪塔など6体が立ちますが、造立年は不明でかなりの歴史ある石仏のようです
ふたみ記念館から二宮運動公園を経て、相模国の延喜式内社の一社である相模国二之宮と称される「川勾神社」に立ち寄り、参拝してきました。
伊藤博文揮毫の扁額が鳥居脇に保存されていますが、創建1000年を超える古刹としてパワーを感じていました。
瑞神門も珍しい茅葺の御門で、門の中には木造のお像が安置されています。
神社の前の広場には、青面金剛や三猿のなど地神塔が立ちますが、造立年不詳でした。
西光寺前には袖切地蔵尊が鎮座し、境内には双体道祖神や滝の中にも小さなお像が鎮座していますね~
西光寺では本堂前に樹齢500年のかやの木があり、その周りにはユニークな14体の彫物が置かれていますが、石仏さんではないようですね・・
西光寺を後にして、JR東海道線を越えて1号線に着くと、薬師堂があり、お堂前には庚申塔、道祖神、馬頭観音など13体の石仏群が鎮座しています
押切坂上の旧東海道には、東海道一里塚の史跡が見られ江戸より十八里の一里塚が残されています。先日の箱根駅伝の復路で放映された二宮押切坂の定点となっています。
旧東海道から梅沢海岸へ出て砂浜ではなく美しい石海岸となっており、かつては「湘南ビーチマラソン」が毎年開催され、この砂利浜ではなく石浜を走る難行マラソンは忘れられない想い出多いビーチとなっています
この日は、波も穏やかでビーチには人影も無く石を踏みながらストーン・アートに使う石を探しながら石浜をビーチコーミングしていました。
波打ち際には、多くのユリカモメやカモが飛び交い憩い浜辺となっているようです
ストーン・ビーチで一休みして旧東海道に戻ると、小澤観音堂には道祖神や五輪塔、地神塔など石塔が鎮座しています。
石仏は、かって地域の人々の生活に深く関わっていたようですが、二宮の路傍には多くの石仏が残されており、この町の歴史あるゆるやかな時を感じながらの歴史散策でした。
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