2009世界陸上選手権が、23日に最終日を迎えたが、ウサイン・ボルトの世界新記録連発など素晴らしい走りを見せられ、
連日、テレビに釘付けとなっていたが、熱い大会も幕が閉じた。
日本選手も、短距離など世界の強豪選手に伍して大活躍だったが、メダルに届かなかったのに寂しさを覚えていたが、
最後の男女マラソンに期待していた。
マラソンは、日本期待の種目であり、4年前には自分もベルリンマラソンを走っていたので、非常に興味を持っていた。
あの時も、今回とコースは異なるが、ブランデンブルグ門をスタート・ゴールで、テレビ画面でゴール風景を見ながら、
4年前の自分の姿を鮮明に思い浮かべながら、レース展開に嵌っていた。
前日の男子マラソンでは、前半早々に、清水、前田が、さらに佐藤、入船、藤原がアフリカ勢から遅れた時には、
もはやこれまでと期待が大きかっただけにガッカリさせられた。
しかし、佐藤が粘って後半徐々に落ちてきた選手を拾って追い上げて入賞した時には、大和魂を感じて応援していた。
一方、大会最終日の女子マラソンでは、ラドクリフや渋井が欠場して、本命不在のレースとなり、密かにメダルチャンスと、
我が神奈川出身の尾崎選手の他、加納、赤羽などの活躍を期待していた。
レースは、期待通り激しい駆け引きが行われ、尾崎選手など三人の争いとなり、相手の実績などから、
金メダル確実と思った矢先に、最も負けられない中国選手に置いていかれ、本当に悔しいメダルだったのではないだろうか?
今大会初のメダルを獲得で気勢を上げていたところ、続いて男子やり投げにも、村上選手が初の銅メダルを獲得し、
最終日に一気にメダル2個を獲得して面目躍如の一日であった。
選手団の凱旋帰国のインタビューでは、尾崎選手の「次に目指すは、ロンドンで金色」には、心強く大拍手を送りたい。
今大会では、メダルには届かなかったが、女子短距離や長距離にも、若い選手が育っており、日本陸上界にも輝きがある。
それにしても、ボルトの活躍で話題を独り占めにした大会であったと思うが、あの7万人収容するというスタジアムは、
殆ど満員になっていた日は、見られなかった。
日本でも、日本選手権などは、バックスタンドまで満員になる大会は殆ど無く、実に淋しい感じがする。
底辺の拡大を図り、日本の陸上人気を上げる事が必要だと思うが、何が欠けているのだろうか?
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