快晴の一日となり、富士山麓の富士山本宮浅間大社と世界遺産センターをぶら散歩してきました。
本宮浅間大社は、富士山の噴火を鎮めるために、山麓に富士山(浅間大神)を神として祀られたとされる、各地に祀られている浅間神社の総本宮となっているようで、色々霊山富士の山に因んだ景観が見られ、荘厳な雰囲気となっています。
朱色の大鳥居前は、毎年、年末に開催される全日本大学富士山女子駅伝のスタート地点となっており、これまでも毎年応援に来た想い出のスポットですが、その時は、境内や世界遺産センターは見られませんでしたが、この日は、久しぶりに境内を巡っていました。
鳥居前からは、雲の帽子を被ったような富士山が見られました。
参道の両側には、珍しい菊の紋が飾られた白色の石灯籠が、10基設置されていました。
参道の先には、源頼朝が富士の裾野で鎌倉武士を率いて巻狩りを行ったときに、大社に参詣し、流鏑馬を奉納したとされ、毎年春に行われる流鏑馬の行事が開催されている頼朝公の記念碑となっているようです。
楼門は、二階層の入母屋造りで、両脇には、安全安心を願う巨大な絵馬が飾られています。
拝殿と本殿では、檜皮葺の屋根と朱色の建築で、拝殿には極彩色の蟇股・虹梁彫刻も見られ、本殿には、他では見られない浅間造りと言われる楼閣の荘厳な景観がみられます。
楼門前の鏡池では、石造りの輪橋が架けられ、池には石灯籠も設置され、錦鯉などが泳ぎ回る神池となっています。
拝殿横には、三之宮浅間神社には、浅間第三御子神が祀られています。
拝殿の横には、南極から採取された「南極の石」や富士山が噴火した時に落下した「火山弾」が奉納されています。
拝殿の東側には、清水の湧出する水源の岩上には井泉の神を祀る水屋神社があり、富士山の湧き水が流れ落ちていました。
水屋神社の横の湧玉池では、国の天然記念物に指定されていて、富士山の雪解け水が溶岩の隙間から湧き出る伏流水となって、池の面はキラキラ輝く池で、多くのカモの姿もみられ、赤橋の下を抜けて神田川に流れています。
神田川沿いの遊歩道の先には、浅間神社の一の鳥居と世界遺産センターがあり、一の鳥居の先に富士山が見られ、センター前の水面には、富士山の逆さ富士が映り込み、絶景ポイントなっていました。
センターの施設内には、螺旋状のスロープが設置されていて、一階から屋上テラスまでのスロープを歩くと、夫々の富士山の姿が投影されていて、富士山を登っているような気分を実感することが出来る施設となっていました。
上りきった屋外の展望テラスから望む富士山。
下りのスロープからも富士山の火口や異風な富士の景観が映し出されていました。
世界遺産センターから神田川沿いの道には、多くの清流が流れ落ちる光景や擬宝珠が飾られた橋も見られます。
浅間本宮神社近くの道沿いには、江戸時代の大名屋敷の長屋門の重厚な景観が保存されていて、富士宮の歴史スポットとなっています。
富士宮の輝かしい景観や歴史スポットを巡った後、三島の名所を巡ってきました【続く】